教育民生委員会オンライン視察報告
令和4年度
日程
令和4年8月8日(月曜)~8月9日(火曜)
視察先及び目的
8月8日(月曜)愛知県日進市「小中学校の規模・配置の適正化について」
8月9日(火曜)埼玉県川越市「福祉総合相談窓口について」
※伊勢市議会委員会室において、オンライン視察を実施しました。
概要
愛知県日進市「小中学校の規模・配置の適正化について」
伊勢市では、令和5年4月に二見浦小学校・二見中学校併設校が開校予定です。日進市では、平成25年に開校した竹の山小学校・日進北中学校が小中併設型であり、参考とする事項が多いことから今回の視察先として決定しました。特徴としては、小中が同一敷地に建つ小中併設校です。具体的には、1階に小学校教室、中学校特別教室、職員室、2階に小学校教室、小・中学校特別教室、3階に小学校教室、中学校教室、また、大小のグラウンド、大小の体育館、武道場、屋内プールがあります。日進市では、平成4年以降児童生徒数が増加しており、クラス数は将来の人口増を見越して確保をしています。小中学校が併設されているメリットとして、教師面からは、「卒業生の様子がすぐにわかる。中学校と情報共有がしやすい。」、「中学校の授業を見に行ったり、小学校の授業を見に来てもらうことが容易にできる。」、児童・保護者面からは、「廊下・運動場などで中学生とすれ違うことも多いので、中学生(中学校)を身近に感じられる。」、「大半の生徒は通学路が変わらない。」、「懇談会や授業参観を同一日で開催することで、保護者の負担軽減につながっている。」等があり、デメリットとして、「同じ施設(体育館・図書館・プール・会議室等)を使うので、学校行事前等に調整が必要。」等の意見があったとの説明を受けました。

(場所:伊勢市議会委員会室)
概要
埼玉県川越市「福祉総合相談窓口について」
伊勢市では、駅前再開発ビルに保健福祉拠点施設が入居予定です。川越市では、令和2年に駅西口の民間所有ビル3階に福祉総合相談窓口を開設し、相談して良かったと思える相談窓口を基本理念に掲げ、高齢者、障害者、子育て世代、生活困窮者等に対して専門職の相談と連携によるワンストップ(断らない)総合相談を行っています。4つのセンター(福祉相談センター、障害者総合相談支援センター、子育て世代包括支援センター、自立相談支援センター)で構成されており、同フロアにある川越しごと支援センターと連携を行っています。伊勢市駅前再開発ビルでは、5階から7階に保健センターや福祉総合相談センターを整備し、社会福祉協議会やハローワークと連携を予定しており、参考とする事項が多いことから今回の視察先として決定しました。駅前複合ビルに窓口を設置したことによるメリットとして、公共交通機関を利用する市民からアクセスがしやすくなった、市民サービスステーションで各種証明書の発行が可能で仕事の相談と絡めた来庁が増加した等があり、デメリットとして、全ての相談を福祉総合相談窓口で解決することができない点があるが、丁寧に他機関に繋げられるよう職員が努力している等の意見があったとの説明を受けました。

(場所:伊勢市議会委員会室)