[小学校高学年向け]たばこクイズ

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ページ番号1011068  更新日 令和2年12月4日

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たばこって、どうしてよくないの?
みんなで学ぼう!たばこのこと。

第1問

たばこの煙に含まれている身体によくない物質はどのくらい?

  1. 53種類
  2. 530種類
  3. 5,300種類

灰皿のイラスト

第1問の正解と解説

【答え】3.「5,300種類」

たばこの煙には、タールなど70種類の発がん物質(がんになる原因となるもの)をはじめ、5,300種類の化学物質が含まれ、肺がんなど多くのがんや、心臓病、喘息・気管支炎などの呼吸器の病気を引き起こし、健康を害します。

たばこの主な有害物質
  • ニコチン
    たばこをやめたくてもやめられなくします(ニコチン依存症)。血管を縮めたりつまらせ、血液の流れを悪くします。
  • タール
    発がん物質を多く含んでいます。
  • 一酸化炭素
    酸素を運ぶのを妨げ、全身を酸素欠乏状態にします。
画像:たばこを吸わない人の肺
たばこを吸わない人の肺
画像:たばこを吸う人の肺
たばこを吸う人の肺

第2問

健康を害する以外にも影響があるの?

第2問の正解と解説

イラスト:お肌のお手入れ

【正解】あります

たばこは健康を害するだけでなく、見た目の印象も変えてしまいます。

いくら紫外線対策を念入りにしても、どんなに高価な美容液で手入れをしても、たばこを吸っていると10年後、20年後、しみやしわが増え肌が荒れるなど、年齢よりも早く顔が老け込む「スモーカーズフェイス(たばこ顔)」に。

たばこを吸うと、歯が黄ばんだり、歯肉が黒ずみます。歯ぐきがはれて出血したり歯を支えている骨を壊す歯周病にもなりやすく、そうなると口臭も強くなります。

画像:たばこを吸わない人の歯・歯肉
たばこを吸わない人の歯・歯肉
画像:たばこを吸う人の歯・歯肉
たばこを吸う人の歯・歯肉

第3問

でも吸わなければ大丈夫なんでしょ?

たばこを吸うイメージイラスト

第3問の正解と解説

【正解】いいえ(No)

吸う人だけでなく、周囲の吸わない人の健康にも影響を及ぼし「受動喫煙」といいます。

自分は吸わないのに!受動喫煙による害
  • 主流煙
    喫煙者が吸い込む煙
  • 副流煙
    たばこから立ち昇る煙
  • 呼出煙
    喫煙者が吐き出した煙

受動喫煙が原因で亡くなる人は年間6,800人もいます!

画像:有害物質発生量の比較

副流煙の方がより多くの有害物質が含まれています!

第4問

それじゃあ、たばこの煙に近づかなければ大丈夫?

イメージイラスト

第4問の正解と解説

室内のイメージイラスト

【正解】いいえ

たばこの害は煙が出ているときだけではありません。
たばこを吸った後、しばらくは吐き出す煙(呼出煙)にも、多くの有害物質が含まれています。
サードハンドスモーク(三次喫煙)といって、髪の毛や衣類、部屋(車内)のカーテン・ソファに付着した有害物質が影響を及ぼすこともあります。換気をしてもリスクを完全に除くことはできません。

煙の出ないたばこも有害

最近は、無煙たばこや電子たばこ、加熱式たばこなど、煙の出ない商品も発売されています。これらにも紙巻たばこと同じようにニコチンが含まれており、依存の原因になります。発がん性物質も含まれています。煙が出ないことが、かえって周囲の人にとっては受動喫煙を避けにくくし、危険です。

煙の出ないたばこイメージイラスト

第5問

こどもはたばこを吸ってはいけないことになっているってホント?

子どものイメージイラスト

第5問の正解と解説

【正解】はい

20歳未満は「未成年者喫煙禁止法」で喫煙が禁止されています。
成長期の身体は、大人よりたばこの影響を受けやすいため、早くたばこを吸いはじめると依存症になりやすく、将来肺がんや心臓病になる危険も高くなります。また、身体の中に酸素が行き届かず、集中力や運動を続ける力、学習能率も低下します。

みんなの未来と大切な人を守るために

今はもちろん、これからも吸わない!!

  • たばこの煙に近づかないようにしよう。
  • 誘われても「わたしは吸わない」って、きっぱり断ろう!
  • 禁煙のお店や席を選ぶようにしよう。
  • たばこをやめたり、私の前で吸わないように、親に話してみよう。
  • 喫煙場所には立ち入らないよ。

たばこを吸うおうちの人に教えてあげよう

  • 毎日たばこ1箱を10年間吸い続けたとしたら、たばこ代は約150万円。
  • 今からでも遅くない!禁煙効果はその直後から。
    • 直後:受動喫煙の心配がなくなる
    • 20分後:血圧が下がる
    • 数日後:味覚や嗅覚が改善
    • 数か月後:咳や痰が改善、スタミナが戻る
    • 数年後:心臓病やの脳卒中のリスクが下がる
    • 10~15年後:様々な病気のリスクが非喫煙者レベルに近づく
  • 禁煙補助剤(パッチやガム)を使った禁煙成功率は自力の約3~4倍!
    禁煙外来などで医師の指導を受けて飲み薬を使った人の約8割が禁煙に成功、約5割がその後9か月の継続禁煙に成功。

保護者の方へ

「健康増進法の一部を改正する法律」が成立(平成30年7月)し、望まない受動喫煙の防止対策が強化されました。

マナーから望まない受動喫煙をなくすルールへ

  • 喫煙できる場所・できない場所が決められ、多くの施設の原則屋内禁煙や喫煙をする際の配慮について義務づけられました。喫煙の際は、喫煙できる場所かどうかや周りに人がいないことを確認しましょう。特に影響の受けやすい子どもや病気の人、妊娠中の人のそばでは絶対に吸わないようにしましょう。
  • 喫煙エリアへの20歳未満の立ち入りが禁止されました。たばこの害から子どもを守りましょう。

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