家庭教育とは
皆さんは、家庭教育というと、どのようなことをイメージしますか?
家庭教育は、家族の触れ合いを通して、子どもが基本的な生活習慣や生活能力、人に対する信頼感や思いやり、豊かな創造性などを身に付けていく上で、重要な役割を果たしています。
一見、とても難しいことのように思いますが、あいさつの習慣。早寝早起き。朝ごはんは家族一緒に食べる。学校での出来事などについて子どもとよく話をする。テレビやゲームの時間などのルールを親子で話し合って決めている。など、生活習慣を身に付けさせることが家庭教育です。
家庭は、子どもたちが最も身近に接する社会で、常に子どもの心のよりどころとなるものです。
しかし、何が正しく、誤りなのか。
慌ただしい毎日で、なかなか立ち止まって日常生活を振り返ることができない皆さんも多いのではないでしょうか。
社会教育課では、そういった皆さんを支援する、さまざまな取り組みをしています。
今日から始めることができる取り組み
親子で話そう!家族のきずな・我が家のルール
今日はどんなことがあったかな。
一日のできごとなどを、家族で楽しく話したいものですね。
文部科学省では、親子のコミュニケーションなどによって育まれる家族の絆や、家庭でのルール「早寝早起き朝ごはん」といった生活習慣づくりなど、親子で話し合ったり、一緒に取り組んだりすることの大切さを呼びかける取り組みを推進しています。
食で育むコミュニケーション
食卓をみんなで囲み、家族で語り合う。
当たり前の「家族の時間」を積み重ねることで、家族の絆が深まります。
忙しい毎日の中で、なかなか家族全員がそろうのは難しい状況もあるかもしれません。
残念ながら、子どもたちが一人で食事をする、いわゆる「孤食」と呼ばれる状況も増えてきているようです。
ある調査では、食事を家族と一緒にとった方が「食事が楽しい」「おなかがすいている」と感じ、一緒に食べる方が良い理由として、「いろいろ話ができる」「みんなの話が聞ける」等があげられています。
食事はまさにコミュニケーションの場。
家族が互いに自分の気持ちを伝えたり、意見を交わすなど人間関係の形成やマナーなどを学ぶ場としてもとても大切な「家族の時間」です。
一緒に食事をとることで家族のコミュニケーションをはぐくむ。
できることから始めてみませんか。
子どもと一緒に読もう・遊ぼう
読書は、想像力や考える力を身につけ、豊かな感性や情操、思いやりの心を育むことができます
また、遊びや、さまざまな経験は、子どもの心の成長にとても大切です。
小さい頃からの遊びやさまざまな体験を通じて、感覚を働かせ、運動をし、ものをつくる楽しみや創造する喜びなどの力が養われます。
食事の時間のように、「読書の時間」や「遊びの時間」を設け親子で楽しみ、読書や遊びを通じて子どもたちが感じたり、考えたりしたことに耳を傾けるなど、子どもとの会話の中から子の成長を感じ取れることは、親としての喜びではないでしょうか。
社会全体で取り組む「家庭教育」
現在では、家庭を取り巻く状況や子育てを支える環境も大きく変化しています。
仕事と子育ての両立の難しさなど、さまざまな要因を背景として、家庭の孤立化や忙しくて時間的・精神的ゆとりを持てない状況、さらには児童虐待など、家庭をめぐる問題も深刻化してきています。
こうした状況は決して家庭だけの問題ではありません。
保護者の皆さんが安心して子育てや家庭教育ができるよう、地域社会や学校、企業など、改めて家庭教育の大切さを社会全体で考え、支援していきましょう。
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