みえ森と緑の県民税市町交付金事業

平成26年4月1日に導入された「みえ森と緑の県民税」では、三重県と県内各市町が、「2つの基本方針と5つの対策」に沿って、様々な取り組みを行っています。
この取り組みに対し、三重県から県内各市町に交付される交付金を用いた事業が、「みえ森と緑の県民税市町交付金事業」です。

令和元年度より新たな制度の下、2つの基本方針と5つの対策に取り組んでいます。

【基本方針1】 災害に強い森林づくり
　対策1：土砂や流木による被害を出さない森林づくり
　対策2：暮らしに身近な森林づくり

【基本方針2】 県民全体で森林を支える社会づくり
　対策3：森を育むひとづくり
　対策4：森と人をつなぐ学びの場づくり
　対策5：地域の身近な水や緑の環境づくり

※詳細は、三重県のホームページ「三重の森林づくり」でご覧いただけます。

• 三重県ホームページ「三重の森林づくり」（外部リンク）

伊勢市の取り組み

令和4年度　対策2：暮らしに身近な森林づくり

1. 松くい虫防除（地上散布）業務委託
   【施工場所】二見町西地内ほか
   【工期】令和4年6月より令和4年8月まで
   【事業内容】地上散布　6.73ha
2. 下刈ほか業務委託
   【施工場所】東豊浜町地内ほか
   【工期】令和4年7月より令和4年11月まで
   【事業内容】松林下刈　5.6ha　／　枝打ち　131本
3. 松くい虫防除（樹幹注入）業務委託
   【施工場所】二見町茶屋地内ほか
   【工期】令和4年12月より令和5年3月まで
   【事業内容】樹幹注入
   対象樹木　283本、アンプル数1,471本
4. 松くい虫防除（伐倒破砕）業務委託
   【施工場所】東大淀町地内ほか
   【工期】令和4年12月より令和5年3月まで
   【事業内容】伐倒破砕　24.3㎥
5. 松林間伐業務委託
   【施工場所】二見町今一色地内
   【工期】令和4年12月より令和5年3月まで
   【事業内容】保育間伐　345本

伊勢市の沿岸部には、防風林として松林が広がっています。近年、病害虫被害により枯れ松が激増し、倒木被害が心配されてきました。このことから、「みえ森と緑の県民税」を活用し、病害虫被害を未然に防ぎ、防風林の機能維持を図ることを目的に事業を実施しました。なお、この事業は毎年継続して実施しています。

令和4年度　対策2：暮らしに身近な森林づくり

6．危険木伐採事業
　【場所】市内小中学校、公園ほか
　

市内の学校、公園にある危険木の伐採を行うことで、児童生徒及び地域住民に安心、安全な環境を提供することを目的に事業を実施しました。

令和4年度　対策4：森と人をつなぐ学びの場づくり

7．ふたみ保育園
　【場所】伊勢市二見町光の街907-7
　【内容】三重県産木材を使用した家具、備品の導入

二見地区の保育園を統合して令和5年4月に開園した「ふたみ保育園」において、みえ森と緑の県民税を活用し三重県産木材を用いた家具、備品を導入しました。園児の木育推進のほか、保護者の方にも木材を身近に感じていただくことができるよう、下駄箱や絵本棚といった送迎の際に目に触れる部分について木製家具を採用しています。

また、一部の家具のデザインにあたっては、三重県立伊勢工業高校の生徒の皆様ならびに地域の家具職人の皆様に協力いただき、二見地区ならではのカエルをモチーフにしたポストの製作など、親しみや愛着が感じられるよう工夫しています。

• 令和3年度以前の取り組み (PDF)(2.1MB)