第2回「スマホ・タブレットでパチリ伊勢の農フォトコンテスト」
農林水産課では、伊勢市内に在住または通学する小学生の方を対象に「伊勢市の魅力ある農業を発信!」というテーマで、伊勢の農フォトコンテストを実施致しました。
本企画は、伊勢市の農業にまつわる写真を募集し展示することで、児童に地域の農業・農産物に興味を持ってもらい、地産地消への理解につなげることを目的としております。
2024年度は写真43点の応募があり、最優秀賞2点、優秀賞6点(サンファームおばた賞2点・郷の恵風輪賞2点・民話の駅蘇民賞2点)が決定致しました。
なお、応募作品はすべて、各産直施設を巡回展示中です。
展示場所 | 展示日程 | 展示時間 |
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サンファームおばた | 展示終了しました | ー |
民話の駅 蘇民 |
展示終了しました | ー |
郷の恵 風輪 (隣接・横輪町公民館) |
令和7年3月22日(土曜)から令和7年4月20日(日曜) ※毎週月曜・木曜定休 |
9時00分から17時00分 |
入賞作品
最優秀賞/低学年の部
『芋掘りがんばったよ』 明野小学校 1年 飯田光莉(いいだひかり)さん
撮影した理由・作品に対する思い
芋堀りで、力を合わせて、たくさん芋が取れて、嬉しかったです。
審査員講評
画面下半分にたくさんのさつまいもを入れ、夢中になって芋堀りをする子供を畑の中に入れる。この構成が素晴らしく、この一枚ですべてを語り尽くしている作品です。このような構図だと、子供の頭が欠けてしまいがちなのですが、しっかり撮れています。将来の伊勢の農業を期待します。
最優秀賞/高学年の部
『私たちが作った案山子と夕暮れ』 明野小学校 5年 寺本杏樹(てらもとあんじゅ)さん
撮影した理由・作品に対する思い
総合の授業で案山子を作りました。色鮮やかな私たちの案山子は夏の暑さにも負けずに稲の成長を見守ってくれ、たくましく見えました。
審査員講評
“農業”を捉えた視点が明確な作品です。自分たちが作ったという色鮮やかな案山子と、背景の山並み、その上に広がる夕暮れの空の美しさ。見事な色彩感覚です。画面右半分に大きく主役の案山子を入れ、画面左下に田んぼを入れた構図も秀逸だと思います。大人になってこの場所を通るたびに案山子の事を思い出す事と思います。
優秀賞/サンファームおばた賞
『今 年の黄金に輝く米』 北浜小学校 6年 中村波留(なかむらはる)さん
撮影した理由・作品に対する思い
おばあちゃんと叔父ちゃんが毎年頑張って作ってくれているお米です。暑い中大変だと思いました。
審査員講評
コンバインの筒から袋の中に出てくる収穫したばかりの籾が、まるでハリケーンのようです。ダイナミック。画面上は傾いた構図ですが、これはこれで非常に面白い捉え方です。
優秀賞/サンファームおばた賞
『ハロウィンピーマン』 御薗小学校 2年 酒德柑奈(さかとくかんな)さん
撮影した理由・作品に対する思い
おもしろい顔のピーマンがとれたよ。
審査員講評
画面中央にピーマンを持った子供をいれた大胆な構図がいいです。Tシャツの赤も効果的ですし、面白い顔に見えるというピーマンと同じような口をした表情も活きています。
優秀賞/郷の恵風輪賞
『田んぼのロールケーキ』北浜小学校 4年 天白芽依(てんぱくめい)さん
撮影した理由・作品に対する思い
田んぼにまとめられた稲と、太陽の光がとても綺麗で感動しました。
審査員講評
北海道のような広大な土地ではよく見かける光景ですが、伊勢でも見られるとは思いませんでした。酪農の飼料や肥料などに使われる稲わらロールが、なるほどお菓子のロールケーキそっくりです。きれいな構図です。
優秀賞/郷の恵風輪賞
『大根間引き隊』 明野小学校 6年 山中翠(やまなかみどり)さん
撮影した理由・作品に対する思い
間引きした大根は、おばあちゃんが美味しく料理をしてくれます。
審査員講評
画面の中に入れた子供たちの配置が完璧です。それぞれ違う子供たちの動きも自然です。空や周囲を入れずに畑の中だけにしたことも成功しています。画面左に間引いた大根を入れたボールが写り込んでいますが、これが効果的です。この後のおばあちゃんの料理を想像させてくれます。
優秀賞/民話の駅蘇民賞
『鎌と稲とばあばと』 浜郷小学校 1年 江尻亜蓮(えじりあれん)さん
撮影した理由・作品に対する思い
稲を刈っている姿がありがたいと思った。
審査員講評
作品のポイントは、画面中央に入れたばあばの姿です。なんてことのない光景ですが、クスッと笑ってしまう面白さがあります。日除け付きの黒い帽子に黒いサングラス、手には鎌がキラリ。何かTVの戦隊モノ番組に出てきそうな出で立ちのばあばは、なんて素晴らしいのでしょう。ヒット作品です。
優秀賞/民話の駅蘇民賞
『どろんこ稲刈り』 厚生小学校 6年 服部清隆(はっとりたかゆき)さん
撮影した理由・作品に対する思い
手植え、手刈りとほぼ全ての行程を手作業で行うお米作りは7年目になります。泥んこになりながら遊ぶ子ども達の笑い声が田んぼの栄養になっています。
審査員講評
ほぼ全ての行程を手作業で行う米作りは、さぞかし愛情がこもるのでしょう。子供たちの背後の田んぼを見るだけでわかります。刈り取った後の株の太さ、大きさから溢れるしっかり感。たくましい。頑張れ農家の子供たち。
- 鈴木一弘 (社団法人 日本広告写真家協会正会員)
- 上田和夫 (横輪町活性化委員会 会長)
- 中村彰良 (民話の駅蘇民 駅長)
- 村田浩一 (サンファームおばた 店長)
日本広告写真家協会正会員 鈴木一弘様 コメント
昨今はスマホやタブレットなどのツールがあり、子供たちにとっても手軽に写真を撮ることが当たり前の行為となりました。これを使って農作業風景とか野菜等を撮影することにより、子供たちが農業に関心を持つ機会を作ることは、非常に大切なことだと思います。農業の後継者不足が危惧されるなか、この写真コンテストへの応募により、農業への思いが芽生えるきっかけとなることを期待したいです。幼い頃の意識が後継者への育成につながり、ひいては農業の未来へと続いていく気がします。
写真のセレクトに関しては、子どもの視点で撮影した作品を尊重しました。視点がよくても、ピントが合ってないものとか、色が暗いとか等は写真としては良くありません。これは写真コンテストとして重要な点ですので、セレクトに関して色々なご意見はあると思いますが、ご理解ください。
表彰式を開催しました
令和7年1月25日(土曜)小俣環境改善センターにて表彰式が開催され、入賞者に賞状・記念品・副賞が授与されました。
スマホ・タブレットでパチリ伊勢の農フォトコンテスト 募集要項等
次回の募集については、詳細が決まり次第掲載予定です。
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