災害用マンホールトイレ
概要
災害用マンホールトイレ整備の背景
東日本大震災や熊本地震など過去の大規模災害において、断水や停電などが原因で、避難所のトイレが使用できないことによりトイレ不足が発生し、トイレ不足に起因する健康被害が多数報告されています。このような状況を鑑みて、当市に甚大な被害をもたらす恐れのある南海トラフ地震等の大規模災害に備えるために、災害用マンホールトイレを令和元年度から令和4年度にかけて整備しました。
災害用マンホールトイレとは
大規模災害時にトイレが不足したときに使用する非常用の簡易トイレです。避難所(避難生活施設)の駐車場や運動場などに整備しており、マンホールの蓋の下にコンクリートの貯留槽または配管が埋設されています。
災害時には、マンホールトイレの蓋を外し、組み立て式の便座とテントを設置することで、簡易トイレとして使用することができます。
災害用マンホールトイレのタイプ
(1)貯留型と(2)下水道流下型の2種類のタイプがあります。
(1)貯留型
コンクリートの貯留槽が埋設されており、汚物が一定程度溜まったら汲み取りを実施します。
(2)下水道流下型
配管が埋設されており、使用前に貯水槽からポンプで水を入れ、水を少量張った状態で使用し、汚物が一定程度溜まったら、仕切弁を開けて下流の下水道本管に流します。
整備状況
令和元年度から令和4年度までに避難所(避難生活施設)の20か所に整備しました。

(1)貯留型(11箇所)【整備順記載】
城田小学校、四郷小学校、倉田山中学校、修道小学校、伊勢宮川中学校、伊勢市生涯学習センターいせトピア、佐八小学校、上野小学校、城田中学校、旧沼木中学校、宮山小学校
(2)下水道流下型(9箇所)【整備順記載】
小俣小学校、明野小学校、早修小学校、厚生小学校、小俣中学校、五十鈴中学校、中島小学校、進修小学校、二見浦小学校・二見中学校
災害用マンホールトイレの種類
災害用マンホールトイレの種類は(1)一般用(2)バリアフリー用(3)小便器用(男性のみ)の3種類です。
(1)一般用
一般的な洋式便座と同じタイプで男女とも同じです。テントの色は男性用がグリーン(緑)、女性用がワインレッド(赤)です。
(2)バリアフリー用
便座・テントともに一般用と比較して広くなっており、車椅子の方の利用も可能です。
(3)小便器用(男性のみ)
4方向から利用できるため、4人同時に使用することができます。
設置方法
使用までの流れ
- 保管場所(※)から部材等を運ぶ。
- マンホールの蓋を外す。
- 組み立て式の便座及びテントを設置する。
- 貯水槽からポンプを使用し配管に水を少量張る。(下水道流下型のみ)
※ 組立に必要となる部材等は基本的にマンホールトイレ保管庫に保管しています。ただし、城田小学校、伊勢宮川中学校、伊勢市生涯学習センターいせトピア、旧沼木中学校、二見浦小・二見中学校は保管庫ではなく、建物内の部屋等に保管されています。
組立動画
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