「消費者月間」見える情報 見えない仕組み<AI時代の消費者力を高めるために>

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ページ番号1019884  更新日 令和8年4月21日

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2026年(令和8年)の消費者月間(5月)の統一テーマ

消費者月間ポスター

「見える情報」への注意

インターネット上の偽情報や誤情報に注意!

フェイクニュース、フェイク動画、偽広告など

イラスト:フェイクニュース

SNS広告、インフルエンサーの投稿、AIが生成したリアルな画像や動画など、毎日様々な情報が私たちの目に入ってきます。

フェイクニュースなどに「だまされない」ためには、目に入ってくる情報をうのみにせず、「誰によって」「何の目的で」発信された情報か、「信用できる情報か」を見極める必要があります。


「見えない仕組み」の理解

パーソナライズ(個人最適化)

AI技術(生成AI・機械学習)により、膨大なコンテンツの中から、各ユーザーの好みや行動パターンに合わせて最適と思われる情報を選び出し、表示順序を決定する仕組みを”パーソナライズ”といいます。
パーソナライズされている場合、インターネットの検索結果や表示される広告などがユーザーごとに変化します。

「見たい情報だけを表示する」仕組みは、個人の興味に合致する一方「視野が狭まる」「考え方が偏り、極端な意見を抱きやすくなる」などの重大なリスクを隠し持っています。

パーソナライズ(個人最適化)がもたらすリスク

フィルターバブル (Filter Bubble)

ユーザーが関心のない情報が遮断され、まるで泡(バブル)の中に入っているかのように、自分に都合の良い情報だけしか見えなくなる現象。

視野が狭まり、社会的な常識や自分と異なる視点を知る機会を失う。

エコーチェンバー (Echo Chamber)

SNS上のフォロー関係やコミュニティ形成において、自分と同じ意見や考えを持つ人ばかりが集まってしまう現象。

同じ意見が反響(エコー)し合い、特定の意見が強化・過激化されやすい。異なる意見が排除され、分断を招く。

確証バイアス・意見の極端化

フィルターバブルやエコーチェンバーの中で、自分の意見が常に正しいと確証する情報ばかりが届くため、考え方が偏り、極端な意見を抱きやすくなる。

誤情報の拡散

「真実」よりも「クリックされやすい」「反応が良い」コンテンツが優先して表示されるため、誤情報や扇情的なフェイクニュースが拡散されやすくなる。

アルゴリズム・バイアス

開発の過程や学習データに偏りがある場合、特定の属性に対して不公平な情報を表示したり、不利益をもたらす決定を下したりするリスクがある。

リスクに対する対策

情報が提供される仕組みを知った上で、受動的に情報を受け取らない意識が重要です。

  • 「自分用の情報」であることを認識する
    今見ている検索結果やSNSのタイムラインは、世界共通の真実ではなく、あくまで自分向けに加工された情報だと理解する。
  • 意識的に視点を変える
    自分の興味とは異なるニュースや、異なる視点を持つメディアの情報にも定期的に触れる。
  • 検索ツールの使い分け
    パーソナライズ機能(検索履歴による最適化)をオフにする、または最適化を行わない検索エンジンを利用する。
  • 情報の一次ソースを確認する
    SNS上で話題になっている情報が本当に正しいか、信頼できる公式サイトや報道機関で確認する。
パーソナライズは利便性をもたらす一方で、情報環境を操作する力を持っているため、その仕組みを「見えないフィルター」として理解し、主体的に情報と向き合う必要があります。

パーソナライズ(個人最適化)の仕組み

1.ユーザーの行動分析

過去の検索履歴、閲覧したページの滞在時間、クリックしたリンク、SNSの「いいね」やフォロー、投稿内容、居住地、使用デバイスなどをデータとして収集します。

2.パーソナライゼーション(個人最適化)

収集したデータに基づき、機械学習モデルが「このユーザーが関心を持ちそうな情報」を自動的に計算・予測します。

3.重要度・関連度のスコアリング

コンテンツの新鮮さ、信頼性、友人との関係性、過去の興味・関心との合致度などをスコア化し、スコアが高い順にニュースフィードや検索結果の上位に表示します。

4.継続的学習

ユーザーがその情報をクリックするかどうか、動画を最後まで見るかどうかのフィードバックを受けて、アルゴリズムはさらに精緻化されます。 


デジタル社会の消費者リテラシー

イラスト:スマホ教室

デジタル化の進展に伴い、消費者にはデジタル技術(スマートフォン、インターネット、電子決済など)を安全かつ効果的に活用し、情報を適切に評価・管理し、トラブルを未然に防ぐための能力が求められています。

重要なデジタルリテラシー(デジタル技術に関する知識やデジタル機器・サービスを利用する能力)の例

  • 技術の取得・管理
    • 機器の安全な操作
    • ID・パスワードの適切な管理
    • セキュリティ対策
    • 個人情報保護の重要性の理解
  • 安全確保
    • フィッシング詐欺や偽サイト、情報漏洩のリスクを回避
    • サブスクリプション(定期契約)の解約
    • ネット通販の「ダークパターン(だまし広告)」に注意
  • 情報の活用
    正確な情報を見極め、批判的思考を持って判断
  • 他者・社会との協働
    • SNSなどでの適切なコミュニケーション
    • 著作権の遵守
  • デジタル・アイデンティティ管理
    自己の個人情報、プライバシーを守る。

インターネット関連の主な消費者トラブル

  • 定額購入
    (例)「お試し500円」のつもりが、自動で定期購入(サブスク契約)になっていた。
  • 偽サイト・フィッシング詐欺
    (例)宅配業者などを装ったSMSから偽サイトに誘導され、個人情報やクレジットカード情報を盗まれた。
  • SNS・フリマアプリでのトラブル
    (例)フリマアプリで注文したら、偽物が届いた。誹謗中傷などのSNSを通じたトラブルに遭った。
  • ゲーム・ネットでの高額課金
    (例)未成年の子どもが高額なゲーム課金をした。サブスクが解約できない。
  • 偽情報(フェイクニュース・疑似科学)
    (例)生成AIのフェイク動画による投資詐欺に遭った。”痩せる健康食品”の不確かな情報に騙された。
  • ファイル情報共有ソフトによる情報流出
    (例)顧客情報が漏洩した。著作権侵害で損害賠償請求された。

消費者自身が身につけるべき能力と対策

  • うまい話を疑う
    「無料」「簡単に稼げる」などの広告はうのみにしない。
  • 契約内容を確認する
    定期購入や利用規約、最終画面(スクリーンショットを保存)を確認する。
  • 情報の信憑性を確認する
    その情報は正しいか、信頼できるサイトかを確認する。
  • セキュリティ対策を強化する
    二段階認証の導入、ID・パスワードの使い回しを避ける。
  • 相談窓口を活用する
    万が一トラブルに遭った場合、消費生活センターなどにすぐに相談する。

ひとりで悩まず、相談してください。

デジタル社会では、消費者は被害者になるだけでなく、予期せず加害者になる可能性(偽情報拡散や偽物の販売など)もあるため、情報の責任ある取り扱いが求められます。 

トラブルに遭ったり、不安に思った場合はできるだけ早く相談してください。

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このページに関するお問い合わせ

伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
伊勢市消費生活センター(商工労政課内)へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
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