《注意》インターネット犯罪が急増しています!

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ページ番号1012033  更新日 令和5年11月15日

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インターネット関連の相談が増加しています

1.インターネットショッピングの偽サイト被害

イラスト:インターネットショッピング
消費者庁イラスト集より
『有名ブランドのロゴや商品の画像を盗用した偽サイト』において、”代金を支払ったが商品が届かない”という相談が増えています。

消費者庁からも、以下の偽通信販売サイトに対する注意喚起情報(2021.04.30)が出ています。

偽通信販売サイトの概要

サイトの種類

表示されている商品
偽「STAUB」(ストウブ)サイト [ロゴの盗用] 「STAUB」ブランドの調理器具
偽「TOPVALU」(トップバリュ)サイト [ロゴの盗用] 「Yogibo」ブランドのソファ
偽「FELT」(フェルト)サイト [ロゴの盗用] 複数メーカーの電動アシスト自転車など
「offerKeys」「Everyou」
(「株式会社DIY工具雑貨店」が運営する偽サイト)
DIY関連商品など

「allcooling」

(「株式会社レディースファッション通販」が運営する偽サイト)

衣料品、生活雑貨、食料品など

本件5偽サイトは、一見しただけでは偽サイトと気づくことは困難です。
 消費者は「Instagram」や「Facebook」などのSNS上の広告から偽サイトに誘導され、被害にあっています。いずれのサイトにおいても、会社名や住所が偽って表示されており、電話番号は表示されておらず、運営者の実体は不明です。

偽サイトの特徴と注意点

  1. 支払いが『前払い』で『個人名義口座への銀行振り込み』
    ⇒ 支払方法が『前払い』の『個人名義口座への銀行振り込み』のみの場合、確実に信用できる時以外は、代金を振り込まないようにしましょう。
  2. 販売価格が3割引き~7割引き
    ⇒ 複数の販売サイトと比較し、サイトに不審な点がないかもチェックしましょう。
  3. 電話番号が表示されていない、架空の住所が表示されている
    ⇒ 注文する前に、事業者情報を必ず確認しましょう。
  4. SNS上の広告や検索サイトでの結果からサイトに誘導
    ⇒ 上記3点に注意し、注文前に、キャンセルや返品の条件を必ず確認してください。

2.『定期購入契約』の相談も増加しています

イラスト:定期購入
国民生活センター情報より
これは詐欺ではありませんが、「『お試し100円』『初回無料』などの広告を見て注文したら、次々と商品が送られてきた。」という相談も依然として多い傾向にあります。
  • 「解約しようと電話しているが、全然つながらない。」「2回目に大量に送られてきて、4万円近く請求されている。」と、トラブルになるケースが多くあります。
  • 送られてきた商品を受取拒否しても、定期購入契約を解約したことにはなりません!
  • 注文する前に、『定期購入が条件になっていないか』『どんな契約になっているか』『解約・返品の条件』『解約保証がある場合、保証の適用条件』『解約方法』『事業者の連絡先』などを必ず確認してください。

3.副業ビジネス被害

イラスト:副業

『副業のコンサルティング契約をしたが、全然儲からない』『副業の情報商材を買ったら、高額な有料サポートを勧められ、契約してしまった』などという相談が増えています。

消費者庁からも『無在庫での転売ビジネスのノウハウを提供する』として、消費者に多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起情報(2021.04.28)が出ています。

消費者庁からの注意喚起情報
事業者名 副業ビジネス名
secondcash,LTD.
(セカンドキャッシュ)
「SECONDキャッシュPROJECT」
「3D Cash Project」

 具体的事例の概要

  1. 消費者がインターネットで検索した副業紹介サイトから、セカンドキャッシュ(集客用アカウント)にLINEの友達登録。
  2. セカンドキャッシュ(集客用アカウント)から「簡単にいつでもどこでも稼げる」「どなたでも確実に稼げるお仕事紹介」「9800円で簡単スタート」などのLINEメッセージが何通も届く
  3. 消費者は申し込みし、9800円支払う。
  4. セカンドキャッシュ(ウェブサイト)のURLが届き、公式アカウントにLINEの友達登録するように求められる。
  5. 消費者はセカンドキャッシュ(公式アカウント)にLINEの友達登録。
  6. セカンドキャッシュ(公式アカウント)から「短時間で大金を稼げる仕事がある」「詳しい説明は電話で行う」「説明電話の予約をしてください」などのLINEメッセージが届く。
  7. 消費者が電話説明の予約をすると『転売ビジネスのマニュアル』が届くが、具体的な転売のノウハウの記載はない。有料サポート(10万円~150万円)の紹介、売り上げ予想額が記載されている。
  8. セカンドキャッシュの担当者から説明の電話がかかってくる。有料サポートに加入すれば、担当者が出品する商品や仕入れ先などを教えてくれると説明あり。サポート料はすぐに稼ぎで返ってくると勧誘される。
  9. 消費者は有料サポートを契約。
  10. 担当者の指示に従い出品するが、大手通販サイトの出品料などもかかり全然儲からない。

アドバイス

  1. 『簡単・高収入』を強調する広告や宣伝に注意
    「『簡単・高収入』の宣伝を信じ、多額の支払いをしたが全然儲からない!」という相談が増えています。
    儲かる前にお金を払わせる事業者は、信用しないようにしましょう。
  2. 無在庫転売ビジネスに注意
    ”価格比較サイト”で誰もが最安値の商品を容易に検索できる時代に、一般消費者が『簡単・短時間』の『無在庫転売ビジネス』で『大儲け』など、あり得ません。
大手通販サイトでは『無在庫転売』は禁止されています。サイト運営者に発見された場合は、警告・アカウント停止といった措置がとられます。 ⇒ 無在庫転売はビジネスとして成立しません!

4.偽セキュリティソフト被害

イラスト:偽ウィルス警告
国民生活センター情報より
「インターネット検索していたら、突然大きな警告音が鳴り、画面にウイルスに感染したとの表示が出た。」という相談が増えています。
  • 驚いて表示されている電話番号に連絡すると、「ウイルスに感染している。3年間のサポート契約が必要」と片言の日本語で言われ、セキュリティソフトの契約をしてしまいます。
    ⇒ 事業者と契約してしまった場合は、解約の手続きが必要です(詳しくは下記リンク参照)
    クレジットカード決済した場合は、カード情報を悪用されないようにカード会社にも相談してください。

    ※パソコンで遠隔操作で何か作業された場合は、WINDOWSの『復元』でバックアップ時点の状態に戻せます。
  • スマートフォンで”セキュリティソフトをダウンロード”するように表示され、よくわからない外国のサイトとサブスクリプション(定期購入)契約していたケースもありました。
     スマートフォンで何かダウンロードしてしまった場合は、何か契約したことになっていないか、『設定』画面や料金利用明細などで確認してください。

5.電子メールやメッセージ(SMS)での被害

イラスト:架空請求
消費者庁イラスト集より
『架空請求メール』や『宅配便の偽不在通知メール』『ワクチン詐欺メール』『フィッシングメール』の相談も増えています。

消費者から連絡させ、お金を払わせたり、個人情報を聞き出したり、スマートフォンに入力させた個人情報やクレジットカード情報を搾取したり、スマートフォンに不正ソフトをダウンロードさせて保存してある情報を抜き取ったりします。

架空請求メール例

  • 利用料金の未払いが発生しています
  • サイトの退会処理がされていません、未払い料金が発生しています
  • 法的手続きを取ります
身に覚えのない請求(架空請求)のメールは、相手に連絡せず、削除して無視してください。
【注意】弁護士やカード会社、債権回収業者からのメールは本物の場合があります!

弁護士会や事業者のホームページなど複数のサイトで弁護士登録や問い合わせ先の電話番号などを確認し、本物かどうか判断してください。本物の場合は、必ず請求された本人から連絡を入れるようにしてください。

宅配便の偽不在通知メール例

  • 荷物をお届けしましたが、不在のため持ち帰りました
  • 送り状の住所が読み取れないので、荷物がお届けできません
大手宅配事業者は、メールでの不在通知連絡は行っておりません。ポストに不在連絡票が入っていないか確認してください。宅配便の不在通知メールは、URLをタップしたり相手に連絡したりせず、削除して無視してください。URLをタップし、何かをダウンロードしてしまった場合は、下記リンクで詳細を確認してください。

フィッシングメール例

  • 10万円当選しました
  • アカウントが不正使用されています
  • セキュリティ強化のための対策が必要です
  • パスワードを変更してください
フィッシングメールとは

実在する企業や金融機関をかたり、フィッシングサイトに誘導するメールです。フィッシングサイトでは、登録情報の確認などの名目でIDやパスワード、クレジットカード番号などの個人情報を入力させられ、情報を搾取されます。不正なソフトウェアをダウンロードさせられ、スマートフォンの中の連絡帳などの情報を抜き取られる被害も報告されています。

精巧なフィッシングメールも多く、偽物か本物かを見分けるのは困難です!
会員登録してあるサイトからのメール連絡の場合、メール内のURLを使用しないでアプリや公式ホームページから手続きするようにしましょう。

不審なメールは、相手に連絡せず、削除して無視してください。
※フィッシングメールにだまされてクレジットカード情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社に相談してください。AppleやGoogleのアカウントを入力してしまった場合は、すぐにパスワードを変更し、AppleやGoogleのサポートに相談してください。

新型コロナワクチン詐欺メール例

  • ワクチンを優先的に摂取できます
  • 余ったワクチンの接種の案内をしています
  • ワクチンの予約を代行します
新型コロナウィルスワクチンは、順番に無料で接種できます。国民生活センターには「メールに記載されていた問い合わせ番号に電話したところ、個人情報や金融機関情報を聞かれた。」という相談事例も報告されています。不審なメールは、相手に連絡せず、削除して無視してください。

伊勢市の新型コロナウイルスワクチン接種のご相談窓口は、
「伊勢市相談・予約センター」電話:0800-200-0115です(詳細は下記リンクよりご確認ください)。

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このページに関するお問い合わせ

伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
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