《注意》インターネット関連の相談が急増しています!
インターネットショッピングの偽サイト被害
『有名ブランドのロゴや商品の画像を盗用した偽サイト』において、”代金を支払ったが商品が届かない”という相談が増えています。
一見しただけでは偽サイトと気づくことは困難です!
消費者は「Instagram」や「Facebook」などのSNS上の広告から偽サイトに誘導され、被害にあっています。
偽サイトでは、会社名や住所が偽って表示されており、電話番号は表示されておらず、運営者の実体は不明です。
偽サイトの特徴と注意点
- 支払いが『前払い』で『個人名義口座への銀行振り込み』
支払方法が『前払い』の『個人名義口座への銀行振り込み』のみの場合、確実に信用できる時以外は、代金を振り込まないようにしましょう。 - 販売価格が3割引き~7割引き
複数の販売サイトと比較し、サイトに不審な点がないかもチェックしましょう。 - 電話番号が表示されていない、架空の住所が表示されている
注文する前に、事業者情報を必ず確認しましょう。 - SNS上の広告や検索サイトでの結果からサイトに誘導
上記3点に注意し、注文前に、キャンセルや返品の条件を必ず確認してください。
『定期購入契約』の相談も増加しています。
これは詐欺ではありませんが、「『お試し100円』『初回無料』などの広告を見て注文したら、次々と商品が送られてきた。」という相談も依然として多い傾向にあります。
「解約しようと電話しているが、全然つながらない。」「2回目に大量に送られてきて、4万円近く請求されている。」と、トラブルになるケースが多くあります。
送られてきた商品を受取拒否しても、定期購入契約を解約したことにはなりません!
副業ビジネス被害
『副業のコンサルティング契約をしたが、全然儲からない』『副業の情報商材を買ったら、高額な有料サポートを勧められ、契約してしまった』などという相談が増えています。
相談事例
- 消費者がインターネットで検索した副業紹介サイトから、事業者の集客用LINEアカウントに友達登録。
- 集客用アカウントから「簡単にいつでもどこでも稼げる」「どなたでも確実に稼げるお仕事紹介」「9800円で簡単スタート」などのLINEメッセージが何通も届く。
- 消費者は申し込みし、9800円支払う。
- 事業者ウェブサイトのURLが届き、公式アカウントにLINEの友達登録するように求められる。
- 消費者は公式アカウントにLINEの友達登録。
- 公式アカウントから「短時間で大金を稼げる仕事がある」「詳しい説明は電話で行う」「説明電話の予約をしてください」などのLINEメッセージが届く。
- 消費者が電話説明の予約をすると『転売ビジネスのマニュアル』が届くが、具体的な転売のノウハウの記載はない。有料サポート(10万円~150万円)の紹介、売り上げ予想額が記載されている。
- 担当者から説明の電話がかかってくる。有料サポートに加入すれば、担当者が出品する商品や仕入れ先などを教えてくれると説明あり。サポート料はすぐに稼ぎで返ってくると勧誘される。
- 消費者は有料サポートを契約。
- 担当者の指示に従い出品するが、大手通販サイトの出品料などもかかり全然儲からない。
アドバイス
- 『簡単・高収入』を強調する広告や宣伝に注意
「『簡単・高収入』の宣伝を信じ、多額の支払いをしたが全然儲からない!」という相談が増えています。
儲かる前にお金を払わせる事業者は、信用しないようにしましょう。 - 無在庫転売ビジネスに注意
”価格比較サイト”で誰もが最安値の商品を容易に検索できる時代に、一般消費者が『簡単・短時間』の『無在庫転売ビジネス』で『大儲け』など、あり得ません。
⇒ 無在庫転売はビジネスとして成立しません!
偽セキュリティソフト被害
「インターネット検索していたら、突然大きな警告音が鳴り、画面にウイルスに感染したとの表示が出た。」という相談が増えています。
相談事例
- 驚いて表示されている電話番号に連絡すると、「ウイルスに感染している。3年間のサポート契約が必要」と片言の日本語で言われ、セキュリティソフトの契約をしてしまった。
⇒ 事業者と契約してしまった場合は、解約の手続きが必要です(詳しくは下記リンク参照)
クレジットカード決済した場合は、カード情報を悪用されないようにカード会社にも相談してください。
※パソコンで遠隔操作で何か作業された場合は、WINDOWSの『復元』でバックアップ時点の状態に戻せます。 - スマートフォンで”セキュリティソフトをダウンロード”するように表示され、よくわからない外国のサイトとサブスクリプション(定期購入)契約してしまった。
⇒ スマートフォンで何かダウンロードしてしまった場合は、何か契約したことになっていないか、『設定』画面や料金利用明細などで確認してください。
電子メールやメッセージ(SMS)での被害
『架空請求メール』や『宅配便の偽不在通知メール』『ワクチン詐欺メール』『フィッシングメール』の相談も増えています。
消費者から連絡させ、お金を払わせたり、個人情報を聞き出したり、スマートフォンに入力させた個人情報やクレジットカード情報を搾取したり、スマートフォンに不正ソフトをダウンロードさせて保存してある情報を抜き取ったりします。
架空請求メール例
- 利用料金の未払いが発生しています。
- サイトの退会処理がされていません、未払い料金が発生しています。
- 法的手続きを取ります。
身に覚えのない請求(架空請求)のメールは、相手に連絡せず、削除して無視してください。
【注意】弁護士やカード会社、債権回収業者からのメールは本物の場合があります!
弁護士会や事業者のホームページなど複数のサイトで弁護士登録や問い合わせ先の電話番号などを確認し、本物かどうか判断してください。本物の場合は、必ず請求された本人から連絡を入れるようにしてください。
宅配便の偽不在通知メール例
- 荷物をお届けしましたが、不在のため持ち帰りました。
- 送り状の住所が読み取れないので、荷物がお届けできません。
ポストに不在連絡票が入っていないか確認してください。
宅配便の不在通知メールは、URLをタップしたり相手に連絡したりせず、削除して無視してください。
URLをタップし、何かをダウンロードしてしまった場合は、下記リンクで詳細を確認してください。
フィッシングメール例
- 10万円当選しました。
- アカウントが不正使用されています。
- セキュリティ強化のための対策が必要です。
- パスワードを変更してください。
フィッシングメールとは
実在する企業や金融機関をかたり、フィッシングサイトに誘導するメールです。
フィッシングサイトでは、登録情報の確認などの名目でIDやパスワード、クレジットカード番号などの個人情報を入力させられ、情報を搾取されます。
不正なソフトウェアをダウンロードさせられ、スマートフォンの中の連絡帳などの情報を抜き取られる被害も報告されています。
精巧なフィッシングメールも多く、偽物か本物かを見分けるのは困難です!
不審なメールは、相手に連絡せず、削除して無視してください。
- フィッシングメールにだまされてクレジットカード情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社に相談してください。
- AppleやGoogleのアカウントを入力してしまった場合は、すぐにパスワードを変更し、AppleやGoogleのサポートに相談してください。
関連リンク
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伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
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