偽アップルセキュリティ警告に注意！

ページ番号1011401　 更新日 令和5年11月15日

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焦ってアプリをダウンロードしないで！

iphoneやipadでネットサーフィン中、突然、次の写真のような『Apple　Security』の警告画面がでてきたことはないでしょうか。文字の色やデザインがAppleのものとそっくりなため、本物の警告かと思ってしまいますが、この警告は偽物です。

この他に、

• 「ウィルスを検出。感染しました。」
• 「ハッカーに追跡されています。すぐ解決するためにはこちらを・・・。」
• 「セキュリティ上の理由でIDがロックされています。」
• 「22個の脅威にさらされています。」
• 「あなたのスマホがハッキングされています。セキュリティセンターでの対策が必要です。」
• 「銀行情報がサイバー犯罪者に抜き取られる可能性があります。」
• 「3つのウィルスが検出されました。バッテリーが感染しています。このマルウェアを今削除しないと、デバイスがさらに破損する可能性があります。」

などと表示される、偽セキュリティ画面が確認されています。

「警告画面が表示された後、急にカウントダウンが始まり、ウィルス対策ツールをインストールするような案内が表示された。あせって、アプリをインストールしてしまった。」という相談も増えています。

「ダウンロードは無料だったが、3日間の無料期間後、自動的に有料サービスに登録された。」
「サブスクリプション（定額制サービス）に登録してしまい、1週間ごとに課金されている。」といった被害が多いようです。金銭的被害はなくても、アプリへの登録を通じて個人情報や支払情報が抜き取られる可能性もあります。

偽のアップルセキュリティ警告画面が表示された場合

• ブラウザをすぐに閉じてください
• メッセージ内のリンクは絶対にタップしないでください

もし、アプリをダウンロードしてしまったら

契約内容や支払料金、支払方法などの表示がなかった場合

契約内容などを確認できる画面がなく、途中でキャンセルできるようにもなっていなかった場合は、料金を請求されても、支払う必要はありません（ワンクリック請求に該当します）。
「設定」のアカウントから「サブスクリプションのキャンセル」をし、アプリを削除してください。

すでに料金が引き落とされている場合、App Storeからダウンロードしたアプリであれば、購入履歴画面より返金請求できます（返金にはAppleの審査があり、必ず返金されるというわけではありません）。

課金事業者からメールなどが来ている場合は、「契約内容の確認画面が表示されなかった。錯誤取消を主張する。」と書いて返信しておきましょう。海外事業者の場合は、IPA（独立行政法人　情報処理推進機構）のホームページに送付文のひな形が掲載されていますので参考にしてください。

契約内容や支払料金、支払方法などの表示があった場合

契約内容や解約条件などを確認できる画面があり、途中でキャンセルもできるようになっていた場合は、解約手続きが必要です。サブスクリプションをキャンセルし、アプリを削除しただけでは、解約になりませんので気を付けてください。解約条件などは、事業者からのメールか、アプリの利用規約に記載されているので確認してください。

被害にあわないために

安心してスマホを使用するために、OSは常に最新バージョンにアップデートしておきましょう。「ウィルス対策ソフト」を入れておいたほうが安心です。

子どもがスマホを利用する場合は、フィルタリングサービスを利用し、ペアレンタルコントロールのスマホの見守り機能や利用時間制限など、子ども向けの機能を上手に利用しましょう。