インターネット通販利用時に注意!~中国の人民元も日本円も記号は”¥”です~
通販サイトで「日本円表示と思って決済したら、人民元だった!」というトラブルが報告されています。
想定の約20倍の請求が来ます!
カリグラフィー(欧文の文字を美しく書く技法)のガイドブックなどをインターネット上で販売する「Calli-Calli」について、「『¥』表示を見てクレジットカード決済で申し込んだところ、日本円(JPY)ではなく、中国人民元(CNY)で決済され、約20倍の価格で購入したことになっていた」との相談が全国の消費生活センターに複数寄せられています。
当該サイトの問題点
- SNS上の広告から申し込み完了までに、「¥」表示が「中国人民元(CNY)」であるとの表示がない。
- 通販サイトは日本語で作成されているため、日本の消費者が「¥」表示を「日本円(JPY)」であると誤認しやすい。
- クレジットカード会社からの決済通知メールで高額な請求があり、クレジットカード会社に問い合わせた結果、価格の表示が中国人民元(CNY)表示だったことにはじめて気付く。
- 通販サイトに販売業者の名称、住所、電話番号等が表示されておらず、当該販売業者と連絡が取れない。
- メールで消費者が契約の取消しを主張しても販売業者から返信が無く、代金が返金されない。
消費者へのアドバイス
はじめて利用する通販サイトで注文する場合、注文前に必ず、事業者の名称・住所・電話番号などを確認しましょう。
※販売元が中国の事業者だった場合、価格の表示が日本円なのか人民元なのか販売サイトを隅々までよく確認し、わからない場合は、注文前に事業者に問い合わせましょう。
※販売元が中国の事業者だった場合、価格の表示が日本円なのか人民元なのか販売サイトを隅々までよく確認し、わからない場合は、注文前に事業者に問い合わせましょう。
- 事業者の名称・住所・電話番号が掲載されていない場合、特定商取引法に違反している可能性があります。
- 申し込み後にトラブルが発生した場合の連絡先も掲載されていない場合、問題解決が困難になる恐れがあります。申し込みは慎重に検討しましょう。
販売業者との交渉による解決が困難な場合は、クレジットカード会社に相談しましょう。
「クレジットカード会社に決済をキャンセルして欲しいと伝えたが、『キャンセルはできない。自分自身で通販サイトにキャンセルを申し出て、その結果を報告して欲しい。』と言われた。」というケースもあります。
- 「中国人民元での価格表示」を「日本円での価格表示」と間違って注文した場合は、まず、販売事業者にメールなどで事情を説明(翻訳ソフトなどを利用する事業者も多いので、できるだけ「わかりやすい日本語」を使うようにしてください)し、注文のキャンセルを申し出てください。
- 1週間くらい待っても事業者から返信がない場合、クレジットカード会社に取引上の問題点(今回の事例では、”「¥」表示が「中国人民元(CNY)」であることがわかりにくく、誤認して注文した”こと)と事業者と連絡が取れない旨を説明し、調査するようにお願いしてください。
クレジットカード会社がクレジットカード決済を取消すかどうかは各社の判断になります。また、クレジットカード会社に販売業者の情報をたずねても、クレジットカード会社でも把握できない可能性もあります。
ひとりで悩まず、相談してください。
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このページに関するお問い合わせ
伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
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