インターネット通販ではこんな表示に注意!〈ダークパターン〉
ダークパターンとは
Webサイトやアプリの『広告』『表記』『デザイン』などにより、消費者にとって不利な決定に誘導する手法のことです。
ダークパターンの例
知らないうちに!
- 最初から『定期購入』が選択されていて、勝手に定期購入契約したことになっていた。
- 商品価格が安かったので注文したら、『高額の送料を請求(手数料が追加)』された。
- 目立つ方のボタンをクリックして注文したら、知らないうちに『有料会員の登録』になっていた。
焦らせる!
- 特別クーポンの利用可能時間が『カウントダウンタイマー』で表示された。
- 『期間限定』『先着何名様』『在庫残りわずか』などの表示があったが、2か月経っても同じ値段で注文できるようだ。
偽りの高評価レビュー!
- 実際には存在しないユーザー(いわゆる”サクラ”)の高評価レビューをサイトや広告に載せる。
- 「現在5名のお客様が閲覧しています」などと表示しているが、実際にはその商品ページを誰も閲覧していない。
解約を妨害!
- 解約方法がわかりにくい。
- 選択肢が多すぎて、解約方法が見つけられない。
- 長文のアンケートに答えないと解約できない。
- 解約方法が電話しかないが、いつも混雑していて繋がらない。
無料期間終了後、自動的に有料に切り替わるサブスクリクション契約!
- 無料期間終了後、自動的に有料に切り替わる契約であることが分かりにくい。
- 有料契約に切り替わる際に、メールなどでの通知が何もない。
消費生活センターからのアドバイス
- ダークパターンの手口を知り、引っかからないように気を付けましょう!
- 注文の申込確認画面(最終確認画面)に表示されている事項をよく確認しましょう!
- 注文の申込確認画面(最終確認画面)のスクリーンショットを必ず撮りましょう。
最終確認画面の表示義務
インターネット通販の場合、販売業者は、「注文確定」の直前段階である『申込確認画面(最終確認画面)』で、下記の各契約事項を簡単に最終確認できるように表示する必要があります(SNS・チャット型のECサイトも含む)。
- 商品の分量(サービスの提供回数)[定期購入の場合は各回の分量も表示]
- 販売価格、対価
複数商品を購入した場合には支払総額も表示。[定期購入の場合は2回目以降の代金も表示] - 支払の時期、方法[定期購入の場合は各回の請求時期も表示]
- 引渡、提供時期[定期購入の場合は次回分の発送時期等についても表示]
- 申込みの撤回、解除に関すること ※消費者が見つけやすい位置に表示
返品や解約の連絡方法と連絡先、返品や解約の条件等 - 申込期間(期限のある場合)
季節商品のほか、販売期間を決めて『期間限定販売』を行う場合は、その申込期限を明示
販売業者が上記事項について、表示していなかったり、間違った表示をしていたり、消費者に誤認を与える表示をしている場合、誤認して申込みをした消費者は、申込みの意思表示を取り消すことができます。
※『解約方法』に「解約は電話で受け付けます」と表示されているのに、表示されている連絡先に何度電話しても繋がらない場合は、「最終確認画面に間違った表示をしている(解約できる電話番号を表示していない)」として、契約取消を主張することができます。電話した日時と何分待ったか、をメモしておきましょう。
ひとりで悩まず、相談してください。
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