海外有料サイトの登録・課金トラブル

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ページ番号1010613  更新日 令和2年10月9日

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海外事業者からの課金に関する相談

イラスト:別サイトに遷移
国民生活センター越境消費者センターホームページより『別サイトに飛ばされた事例』

相談事例

事例1)”無料”アプリの課金に関する相談

”無料”のゲームアプリをダウンロードしようとした。会員登録にはクレジットカード番号の登録が必要だった。システム上、一度$10決済されるが、後で返金されると書いてあった。『ダウンロード』のボタンをクリックしたところ、突然別のサイトに飛ばされた。驚いてすぐサイトを閉じたが、英文のメールが届き、$50と書いてある。電話番号も書いてあるが、国際電話のようだ。クレジットカードの不正利用と、毎月課金されないかが心配だ。どうしたらいいだろうか。

注意!

『ダウンロード』のアイコンに、”別サイトの『バナー広告』”が埋め込まれており、自動的に別のサイトに飛ばされます。

事例2)スマートフォンなどの当選をきっかけとした海外有料サイトへの登録・課金の相談

検索サイトで調べものをしていたら、突然『当選おめでとうございます!最新のスマートフォンが100円で購入できます。』という画面が表示された。クレジットカード番号を入力して申し込んだが、全く別のサービスの申し込みになっていた。海外の事業者から月額利用料を引き落としされている。解約したい。

事例3)『無料トライアル期間』終了後、自動的に正会員登録され月額費用が発生した相談

海外の音楽配信サイトに会員登録した。「5日間無料トライアル」「居住国確認のためにクレジットカード番号の入力が必要」「課金はありません」と日本語で表示されていた。正会員登録はしていないが、翌月クレジットカードの引き落としがあった。解約したい。

注意!

最初の5日間は無料ですが、無料期間終了後、自動的に正会員に登録されます。相談者が気が付かないうちに、事業者から英文のメールが来ていて、『自動継続しない場合の解約方法』が記載されていました。『無料期間終了後、自動的に正会員に登録される』ことは、サイト上に英文で表示されていました(『利用規約』のリンク先に、英文の長文で記載されている場合もあります)。
※このケースは悪質商法ではありません!インターネット通信販売になりますので、解約は、事業者の定める規約通りに行います。解約料の規定がある場合もあります。
『英文の意味がわからず、解約できない!』という場合は、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)に相談してください。

 

トラブルにあわないために

  1. クレジットカード番号などの重要な情報を入力する場合は、『利用規約』を必ず確認しましょう
    『利用規約』が見つからない、英語で理解できない、という場合はクレジットカード情報を入力しないようにしましょう。
  2. 事業者情報を確認しましょう
    『会社概要』などのリンクで会社名、所在地、連絡先などの事業者情報を確認しましょう。検索サイトで検索し、表示されている住所が不自然だったり、事業者情報が見つからない場合は、契約を避けたほうが良いでしょう(検索サイトで事業者の電話番号を検索し、事業者情報が表示されるかも確認しましょう)。
    【注意】日本国内の問い合わせ用電話番号が表示されていても、日本語対応していない事業者もあります。

トラブルにあってしまったら

写真:解約申し出文ひな型
国民生活センター越境消費者センターホームページより

1.事業者に解約を申し出る

上記『事業者への解約の申し出文』を参考に、事業者にメールなどで解約を申し出ましょう。

事業者の連絡先の確認方法
  • 事業者からの登録確認のメールを確認
    事業者からのメールが届いていない場合は、迷惑メールに振り分けられていないか確認しましょう。
  • メールが届いていない場合は、登録したサイトや請求元のサイトを確認
    サイトに記載されているメールアドレスや問い合わせフォームから連絡しましょう。
    メールアドレスは、事業者からのメールや事業者のサイトの『Contact us』『Terms and Conditions』などに記載されています。『Ticket Support』から問い合わせフォームにつながるサイトもあります。
  • 事業者の連絡先がわからない場合は、クレジットカード会社に問い合わせる
    クレジットカード会社に状況を説明すると、カード会社から事業者に連絡してくれる場合もあります。

クレジットカードを解約したり、止めたり、クレジットカード番号を変更するだけでは、事業者からの請求は止まりません。できるだけ早く、事業者に解約を申し出ましょう。
※クレジットカード会社によっては、クレジットカードを解約した場合、トラブルの解決にクレジットカード会社の協力が得られなくなる場合がありますので、注意してください。

2.クレジットカード会社に相談

クレジットカード会社に詳しい状況を説明し、クレジットカードを止めたり、クレジットカード番号を変更する手続きをとりましょう。
クレジットカード会社から『経緯書』や『抗弁書』を提出するように言われた場合は、書類作成のお手伝いをしますので、消費生活センターに相談してください。

3.事業者から返信メールが来た場合

『automatic response』『automatic reply』『autoreply』などの表現がある場合は、自動返信メールですので、そのまま様子を見てください。
事業者によっては、割引の提案や解約理由を尋ねるメールが届く場合があります。これらのメールに対しては、再度、解約申し出のメールを送ってください。

4.クレジットカードの利用明細を確認

知らないうちに複数の契約をしていたケースも報告されています。複数件の契約をしている場合には、それぞれの契約について、解約の申し出をする必要があります。

5.それでも解約できない場合

事業者の連絡先がわからなかった場合や、解約の申し出をしたが10日程度過ぎても事業者から何の返事もない場合は、『国民生活センター越境消費者センター』に相談してください。
越境消費者センターは、相談受付フォームで相談を受け付けています。トラブルの詳しい経緯と「Chatbotを利用した」と入力し、相談してください。
消費生活センターに来所していただければ、消費生活センター経由で越境消費者センターに相談することもできます。判断に迷った場合は、伊勢市消費生活センターに相談してください。

 

国民生活センター越境消費者センター(CCJ)

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このページに関するお問い合わせ

伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
伊勢市消費生活センター(商工労政課内)へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。