『血糖測定機能付きのスマートウォッチ』に注意!
治療目的での計測には使用しないでください!
SNS広告から注文し、トラブルにあったという相談が増えています。
トラブル事例
- 『針なしで血糖値が計測できる』というスマートウォッチを購入したが、計測値が病院で測った数値と全然違う。
- 事業者に連絡が取れず、返品できない。
- 返品申請したら、「海外に返品なので送料がかかる。半額返金する。」と言われた。
- 広告に国内の有名医療器具メーカーの名前が表示されていたが、外国製の粗悪な商品が届いた。
消費生活センターからのアドバイス
2024年8月現在、販売されているスマートウォッチの中に『正確な血糖値を計測できる』ものはありません。
販売店との連絡方法はLINEのみで、会社名も住所も不明のため、返品・返金交渉が難しいケースがほとんどです。
不正確な血糖値を治療に用いることは、たいへん危険です。
建康を守る医療機器は、信用のできる店舗や公式サイトから購入しましょう。
関連団体からの注意喚起情報
スマートウォッチによる血糖(グルコース)測定に関する見解(2024年4月21日)[公益社団法人 日本糖尿病協会]より抜粋
米国食品医薬品局(FDA)は、非観血的測定を行うどのスマートウォッチやリングも承認しておらず、不正確な測定値により糖尿病治療において誤った対応につながる可能性があることを警告しています(2024年2月21日)。
日本においても、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)によって承認されている同種の機器は、2024年4月21日時点では存在していません。
糖尿病のある人では、スマートウォッチなどの非観血的機器によって測定した血糖(グルコース)値を治療に用いることは、思わぬ低血糖や高血糖を来す危険があることから、現時点では使用しないことを強く推奨します。
(全文は下記の関連文書リンクより確認)
血糖測定機能をうたうスマートウォッチ(腕時計型デバイス)について(2024年4月23日)[一般社団法人 日本糖尿病学会]より抜粋
2024年2月21日、米国食品医薬品局(FDA)は皮膚への穿刺をせずに血糖測定できるとうたうスマートウォッチやスマートリングを使用しないよう警告しています。
2024年4月現在、指先穿刺や皮下センサー留置のための皮膚穿刺をすることなく、血糖値やグルコース値を測定できる医療機器はありません。
(全文は下記の関連文書リンクより確認)
関連リンク
より良いホームページにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
伊勢市消費生活センター(商工労政課内)へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
※消費生活に関するご相談は、伊勢市・志摩市・鳥羽市・玉城町・南伊勢町・大紀町に在住の人に限ります。それ以外の人は、「消費者ホットライン」【電話:188(全国共通)】をご利用ください。