5月は消費者月間です。
2025年消費者月間統一テーマ 「明日の地球を救うため、消費者にできること グリーン志向消費~どのグリーンにする?~」
1987年、消費者保護基本法(「消費者基本法」の前身)制定20周年を記念して、毎年5月が「消費者月間」と定められました。
かけがえのない地球を守り、持続可能な社会を将来世代に引き継いでいくためには、私たち消費者が、地球環境に配慮した消費行動を選択していくことが求められています。
どんな消費行動が地球環境にとって良い行動なのか、ご自身の消費行動を振り返ったり、考えたり、話し合ったりする機会を作ってみませんか。
さあ、みんなで地球を守る消費行動を始めましょう!
地球温暖化の影響
異常気象による災害
- 記録的な大雨
- 記録的な猛暑
- 海面上昇
- 大規模な渇水(水不足)
- 台風の発生頻度が増加し、激しさが増す
- 大雪災害
↓
- 食料不足、水不足
- 健康への被害(熱中症・低体温症など)
- 農作物・水産資源への被害
- 海水温の上昇
- 生物種の喪失
参考
地球温暖化の原因
近年、人間活動の拡大に伴ってCO2、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、代替フロン類等の温室効果ガスが大量に大気中に排出されることで、地球温暖化が進行していると言われています。特にCO2は、化石燃料の燃焼等によって膨大な量が人為的に排出されています。我が国が排出する温室効果ガスのうち、CO2の排出が全体の排出量の約91%を占めています [環境白書より]。
グリーン志向の消費行動
脱炭素社会・循環経済の実現に向けた『ライフスタイルの転換』を促進し、『環境に配慮された商品・サービスを理解し、意識的に選ぶ』などの行動を積極的に行う。
個人でできる10の行動 [国際連合広報センター]
- 家庭で節電する(LED電球や省エネ型の電化製品への買い替えなど)
- 徒歩や自転車で移動する、または公共交通機関を利用する
- 野菜をもっと多く食べる
- 長距離の移動手段を考える
- 廃棄食品を減らす
- リデュース、リユース、リペア、リサイクル
- 家庭のエネルギー源を替える(再生可能エネルギー源への切り替えなど)
- 電気自動車に乗り替える
- 環境に配慮した製品を選ぶ
- 声を上げる(声を上げて、他の人たちにも行動に参加してもらいましょう)
具体的な取り組み
3R(リデュース、リユース、リサイクル)+リペア
- リデュース…物を大切に使い、ごみを減らす
- リユース…使えるものは繰り返し使う
- リサイクル…ごみを資源として再び利用する
+
- リペア…修理して使う
使い捨ての商品ではなく、長く使える商品を選び、大切に使いましょう。
地産地消
地域でとれた農林水産物を、できるだけ地域で消費しましょう。
輸送距離が短くなることで、エネルギーとCO2排出量の削減につながり、環境への負荷が軽減されます。
旬の食材を旬の時期に食べましょう(旬産旬消)。
旬の食材は美味しく、栄養価も高いといわれています。露地栽培の農産物などを旬の時期に消費することで、暖房に燃料を使うハウス栽培よりも環境への負荷を減らすことができます。
食品ロス削減
食品ロス発生要因の内訳(令和4年度 農林水産省資料より)
- 我が国の食品ロスは472万トン
- 食品ロスのうち、事業系は236万トン、家庭系は236万トンであり、食品ロス削減には事業者、家庭双方の取組が必要
家庭での取り組み
必要な分だけ買って、食べきりましょう。
買い物時
- 買い物前に冷蔵庫や食品庫にある食材を確認する
- 消費期限・賞味期限を確認し、賢く買う
調理・保存のポイント
- 食品は保存方法に従って適切に保存する
- 食材を上手に使い切る
- 食べきれる量を作る
外食時、宴会時の取り組み
外食時
「食べられる分だけ注文」して「食べきる」ようにしましょう。
- 食品ロス削減に、積極的に取り組む店を選ぶ
- 残ってしまった料理は、お店と相談して持ち帰ることも検討する
宴会時
- 乾杯後、席を立たずに料理を楽しむ時間を設ける(乾杯後30分)
- お開き前に、もう一度料理を食べきる時間を設け、幹事は「食べきり」を呼びかける(お開き前の10分)
食品ロスにしない備蓄のすすめ(ローリングストック法)
災害時に備えて保管している備蓄食料は、普段食べている食品を少し多めに買い置きし、食べたらその分を買い足すなど、賞味期限が切れないように気を付けましょう。
LEDランプに交換の際は注意!!
LEDランプと蛍光灯照明器具の組み合わせを間違うと、発煙・火災の原因となる可能性があります!
蛍光ランプは2027年末までに製造・輸出入が禁止されます。
蛍光ランプをLEDランプに交換する際には、以下に注意してください!
- 交換するLEDランプと照明器具の組合せが不適切な場合、発煙や火災など重大事故につながるおそれがあります。
- LEDランプを使用すると、照明器具メーカーの製品保証が適用外になる場合があります。
照明器具の製品保証は、照明器具メーカーの指定するランプを使用した場合にのみ適用されます。 - 「ランプを交換すれば、照明器具はずっと使える」は間違いです。
照明器具の使用年数が10年を過ぎている場合は安全で快適な照明環境のため、照明器具の買い替えを検討してください。
2027年末までに製造された蛍光ランプの使用や販売は禁止されません。
「蛍光ランプの価格が高騰する」と伝えて不安を煽ったり、LED照明に切り替える工事を強引に勧めるセールスの訪問などに注意してください。
- 蛍光ランプから直管・環形LEDランプへの交換にはご注意が必要です [日本照明工業会](外部リンク)
- LED 照明は正しく使いましょう -本来使用してはならない照明器具に使うと発煙、発火などの原因に!- [消費者庁](外部リンク)
消費生活センターからのアドバイス
- 環境負荷を減らすために、できることから取り組みましょう。
- 商品を購入することで、環境問題に熱心に取り組んでいるメーカーや生産者、店舗を応援しましょう!
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このページに関するお問い合わせ
伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
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