日本書紀私見聞(道祥自筆本)(応永33) 日本書紀私見聞(春瑜自筆本)
にほんしょきしけんもん(どうしょうじひつぼん)(おうえい33) にほんしょきしけんもん(しゅんゆじひつぼん)
- 指定区分
- 国
- 指定種別
- 有形文化財(書跡)
- 指定登録
- 昭和37年2月2日
- 所在地
- 伊勢市宇治館町1番地
- 管理者
- 神宮
概要
日本書紀私見聞(道祥自筆本)(応永33):
室町時代初期に作成された『日本書紀』の注釈書の1つで、奥書から応永33年(1426)に道祥により書写されたと考えられます。道祥は荒木田氏出身で、内宮の神官をつとめた後、出家しました。
内容は神代巻から巻10の応神天皇紀の重要な語句を選び、注釈を加えています。
『日本書紀』の研究史上注目すべき書物です。
日本書紀私見聞(春瑜自筆本):
南北朝時代に作成されたもので、表紙の墨書から春瑜により書写されたと考えられます。書写年代は不明です。春瑜は荒木田氏出身の真言密教の僧です。
内容は『日本書紀』神代巻と神武天皇紀の重要な語句を選び、注釈し、『麗気記』(鎌倉時代前期成立の両部神道の代用的な理論書)についても注釈を行っています。
参考文献:『伊勢市史』第7巻 文化財編
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