食べる(おうち企画展)
羽釜(はがま)
ご飯をたく道具です。かまどの火力をゆっくり高めていき、温度が高くなったところで、一気に沸騰させます。中の水が外にふきこぼれたら、弱火にしてむらします。この炊き方から「はじめチョロチョロなかパッパ、赤子泣いてもふた取るな」という歌も生まれました。
御櫃(おひつ)
ご飯を入れておく器で、飯櫃(めしびつ)とも呼ばれています。木でできていることから、通気性がよく、水分もよく吸収するので、長時間温かいご飯を入れておいても、べちゃべちゃになりにくい特性があります。冬には、わらを編んだ御櫃入れと呼ばれる保温容器に御櫃を入れることで、温かさを逃さずに置いておけます。
擂鉢(すりばち)
いもやごまなどをすりつぶすのに使う器です。器の中にすりつぶすものを入れ、木の棒で器のザラザラ部分にこすり合わせて使います。陶器製のものが多く、愛知県瀬戸市では、平安時代末(1100年ころ)から現代にいたるまで作り続けられています。
弁当箱
外で食べるときなどに、ご飯やおかずを入れる器のことをいいます。江戸時代ころまでは木を薄くし、曲げて作った「わっぱ」を使っていました。明治時代以降からは、軽くて丈夫なアルミニウム製のものが登場し、広く使われました。
卓袱台(ちゃぶだい)
机の脚を折りたたむことができる食卓のことを言います。明治時代に、長崎で中国料理を食べる台として、使われていたものをたたみで使えるように、脚を短くしたものと言われています。丸い机を囲んでの食事スタイルは、昭和時代を代表するくらしの風景です。
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