御師(おうち企画展)
御師(おんし)とは、江戸時代、伊勢神宮へお参りをする人のために、宿泊のお世話や案内をした人々のことです。御師の中には、高い教養を身に付けた文化人がたくさんいました。今から紹介する文化人ゆかりの史跡を巡ってみませんか。
御師をもう少し詳しく知ってみよう
地図
足代弘訓(あじろひろのり)1784~1856
- 概要
足代弘訓は伊勢の国学者の中心的存在として、大塩平八郎・吉田松陰などの文化人と交流を持ち、松浦武四郎・佐々木弘綱などの門人を輩出しました。また、天保の大飢饉(だいききん)の際には、私財を投げうって救済活動を行いました。さらに、慶応年間には豊宮崎文庫(現、旧豊宮崎文庫)の蔵書の充実化を図るなど、伊勢の文化に影響を与えました。
杉木普斎(すぎきふさい)1628~1706
- 概要
杉木普斎は早くから茶道を志し、千利休の孫にあたる千宗旦(そうたん)に入門し、宗旦四天王の一人に数えられました。質素な生活に甘んじていたため、時の鳥羽城主の元を訪問することになった時、茶会用の菓子を買うお金がないので畳を売ってお茶会をしたとの逸話が知られています。
出口延佳(でぐちのぶよし)1615~1690
- 概要
神宮神官として勤めるかたわら国学、漢学への関心が高く、史料を所有するための豊宮崎文庫(現、旧豊宮崎文庫)を創設しました。豊宮崎文庫には、貴重な古典などが多数収蔵されたことから、著名な学者が立ち寄る文化交流施設となり、子どもたちの学び舎にもなりました。これらの功績が、宇治・山田の文化都市への発展の基礎となりました。
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