災害の混乱に乗じた悪質商法・災害時の事故

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ページ番号1005848  更新日 令和6年9月3日

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災害時には悪質商法が多数発生します!

悪質商法は被災地以外でも起きています。

工事、建築関係のトラブル事例

イラスト:屋根工事

  • 認知症の父が訪問した工事業者に勧められ、不要な修理契約をしてしまった。
  • 無料の屋根点検後、「放置すると雨漏りする」と言われ、高額な契約をしてしまった。
  • 屋根修理の見積もりのつもりで工事業者を呼んだら、勝手に応急処置をして高額な料金を請求された。
消費生活センターからのアドバイス
  • 高額な工事契約をする場合はすぐに契約せず、必ず3社以上から見積もりを取り、よく検討するようにしましょう。
  • 工事を依頼する事業者についても、よく調べましょう。
  • 契約後でもクーリング・オフできる場合があります。おかしいと思ったら、早めに相談してください。

「保険金」を口実にしたトラブル事例

イラスト:保険の査定

  • 「保険金を使って住宅を修理しませんか」と誘われ、業者に保険金を支払ったが、修理工事がなかなか始まらない。
  • 「自己負担なしで住まいの補修ができる」と言われ、事業者と契約をした。工事はもう始まっているが、保険会社に修理箇所は「台風で壊れたものではない」と判断され、保険金はもらえなかった。
  • 台風の被害に遭い、訪問してきた業者と保険申請サポート契約をした。サポート料が保険金の30%と高額で、工事業者も自分で手配するように言われた。
消費生活センターからのアドバイス
  • 「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されてもすぐに契約せず、保険会社に相談しましょう(相談時、保険証書などの保険契約内容がわかる書類を用意しておきましょう)
    ※保険の申請方法は、保険会社や代理店が『無料で丁寧に』教えてくれるので、自分でできます!
  • 経年劣化による損傷と知りながら、『自然災害による損傷と保険申請』するようなことは絶対にやめましょう。

寄付金、義援金トラブル事例

イラスト:募金

  • ボランティアを名乗る女性から募金を求める不審な電話があった。
  • 「市役所の者だ」と名乗る人が自宅に来訪し義援金を求められた。
  • 実在する団体名をかたり「災害支援基金への寄付をお願いします。」という手紙が来た。入金先には、実在する団体とは関係のない、個人名の口座が記載されていた。
消費生活センターからのアドバイス
  • 市役所のような公的な機関・団体が各家庭に、電話や訪問で義援金や寄付を求めることはありません。
  • 不審な電話はすぐに切り、来訪の申し出があっても断りましょう。
  • 金銭を要求されても、決して支払わないでください。
  • 寄付をする場合は、募っている団体名等の活動状況や寄付金の使い道をよく確認しましょう。

ひとりで悩まず、相談してください。

悪質商法の被害にあったり、悪質業者から勧誘を受け、不安に思った場合は、できるだけ早く相談してください。


災害時の事故にも注意!

電気給湯設備の貯湯タンクと家具・家電の転倒防止策について

2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震の際に、設置工事の不備が原因とみられる給湯器の貯湯タンクの転倒に関する相談が多くありました。このたび、国民生活センター商品テスト部で設置状況の実態調査、再現実験などを行いましたので、その結果を情報提供します。

携帯発電機やポータブル電源の事故に注意

地震、台風などの自然災害による停電時など、屋内で携帯発電機を使用したことによる一酸化炭素(CO)中毒が疑われる死亡事故が発生しています。また、ポータブル電源の火災事故も近年発生しています。

使用上の注意事項

携帯発電機

イラスト:ポータブル電源

  • 屋内では絶対に使用しないでください。
  • 屋外でも、換気の悪い場所・火気を使用する場所では絶対に使用しないでください。
  • 製品ごとに定められた距離を建物及びその他の設備から離してください。
ポータブル電源
  • 落としたりするなど衝撃を与えないようにしてください。
    (衝撃を与えてしまった後、発熱・変形などの異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、製造・輸入・販売事業者の修理窓口に相談してください。)
  • 高温環境下での使用は控えてください。
    (長期間使用しない場合は、箱に入れ、直射日光が当たらない冷暗所に保管しましょう。)
  • 屋外では、防水・防塵性能を有する製品の使用を検討しましょう。
使用前に必ず、取扱説明書をよく読みましょう(安全に使用するために重要な事項が記載されています)。
発電機の燃料(ガソリン・軽油・カセットボンベなど)の取扱い・保管にも十分注意しましょう。

停電復旧後の通電火災に注意!

自然災害に伴う停電の復旧後、水没したリ、部品が破損した電気製品に電気が流れることにより、火災が発生する場合があります。

通電火災を防ぐための注意点

  • 電気ストーブ等の電熱器具の周辺には、普段から可燃物を置かないようにしましょう。
    (地震が発生した場合でも、可燃物が電気ストーブ等の周囲に散乱しないようにしましょう。)
  • 自宅から避難する際に時間的余裕がある場合は、分電盤のブレーカーを切りましょう。
  • ヒーターを内蔵した電気ストーブなどの電熱器具は、停電時には電源プラグをコンセントから抜きましょう。
  • 停電復旧後、浸水などによる被害を免れた製品を使う際は、以下の手順で確認してください。
    • 電気製品の電源プラグをコンセントから全部抜く
    • 分電盤のブレーカーを入れる
    • 機器などの外観に異常がないか確認
    • 機器の電源プラグを1台ずつコンセントに差し、様子を確認する
      (異音や異臭がする場合は、すぐにコンセントを抜き、メーカーや販売店に相談)

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伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
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