「流出した個人情報を削除する」という電話に注意!
流出した個人情報を完全に削除することは不可能です。
実際にあった事例
- 『犯罪センターのクロキ』
80歳代女性宅に『犯罪センターのクロキ』から、「あなたの個人情報が悪用され、いくつかの会社に登録されています。解除しますか。」と電話がかかってきた。解除を依頼したが、後日、「A社だけ解除できなかった。」と連絡があった。 - 『A社のアオシマ』
その後、『A社のアオシマ』から電話があり、会員番号を教えられ、「NPO法人に会員登録を変更することで解除できる。」と教えられた。 - 『NPO法人会長のカモシタ』
後日、『NPO法人会長のカモシタ』から電話があり、『A社のアオシマ』に教えられた会員番号を伝えた。 - 再び『A社のアオシマ』
後日、『A社のアオシマ』から電話があり、「NPO法人の会長が会員登録変更前に商品を購入し、逮捕された。あなたが逮捕されないためには監督官庁にお願いする必要がある。問題解決のためには現金と示談金が必要だ。問題が解決すれば全額返金される。」と言われた。
その話を信じ込んでしまい、A社の社員を名乗る男に、7回にわたり現金を手渡し、また、弁護士費用名目で、金融機関ATMから指定された口座に7回にわたり、現金を振り込み、だまし取られた。
消費生活センターより
犯人は1から3の手間をかけ、この2週間ほどの間に、被害者が犯人の話を信じていること、誰にも相談しないことを確認していたようです。この女性はひとり暮らしだったとのことでした。
今回の事件は、不審に思った銀行から女性宅に電話があり、詐欺に気付いたそうです。
伊勢市消費生活センターにも、『全国防犯協会連合会のツダ』から「個人情報が漏れているので削除してあげる」という電話があった、という相談がありました。※実在する類似名称の団体とは関係ありません
詐欺師たちは次の被害者を物色中です!ご注意ください!
詐欺師たちは次の被害者を物色中です!ご注意ください!
電話を受けた本人は、あせってしまい、正常な判断力を失っている場合が多いです。
最近急に頻繁に外出するようになった、急に来客が増えたなど、何かおかしい、普段と様子が違うと気付いた近所の方の相談で詐欺被害に気付いたケースもあります。
深刻な被害になる前に、電話相談してください。
相談先
- 伊勢警察署(0596-20-0110)
- 局番なしの『188』(伊勢市消費生活センターが受付時間外の場合、国民生活センターにつながります。)
- 伊勢市消費生活センター(0596-21-5717)
(知り合いやご近所さんからの相談には、地域包括支援センターなどの関係部署と連携し、対応します。)
アドバイス
特殊詐欺被害の多くは、『自宅の固定電話にかかってきた電話』がきっかけとなり発生しています。
- 自宅の固定電話は常に留守番電話にしておき、相手を確認してから電話に出る
- 知らない番号からかかってきた電話には出ない
- 携帯電話をお使いの方は、固定電話をしばらくの間休止にする
などの対策をしましょう。
お金がかかりますが、固定電話をナンバーディスプレイ機能や、防犯機能付きの電話に変えることも検討してみてはいかかでしょうか。
親が高齢の場合、実家の固定電話について、いちどよく話し合ってみてください。
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
伊勢市消費生活センター(商工労政課内)へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
※消費生活に関するご相談は、伊勢市・志摩市・鳥羽市・玉城町・南伊勢町・大紀町に在住の人に限ります。それ以外の人は、「消費者ホットライン」【電話:188(全国共通)】をご利用ください。