ゲーム感覚で「請求書を奪い合う」タスク型詐欺に注意！

「少額の報酬」を受け取ることができるため相手を信用してしまい、高額な被害に遭っています！

被害に遭うきっかけ

• 「1日10分で2万円～5万円稼げる」という内容のメッセージやショートメール
• 「副業に興味あるか」とダイレクトメッセージで勧誘

⇒　URL接続し、＜紹介者＞のLINEに登録。

相談事例

第1段階

1. LINEで「私を手伝って5分で1000円～5000円の報酬」など、簡単な副業の誘いがある。
2. 承諾するとURLが送られてきて、「『いいね』を押す」「フォローする」などの簡単な作業を行う。
3. 作業完了後「PayPayの入金QRコードを送れ」との指示があり、送るとすぐに報酬が入金される。

第2段階

1. ＜紹介者＞から「5分で5000円～10000円の報酬」の仕事がある、と勧誘される。
2. 承諾すると、自分のアカウントを作るように誘導される（アカウント登録時、電話番号とパスワードを入力）。
3. アカウントにログインすると、「60回のタスクを完了したら連絡してください」と案内される。
4. 最初の画像が送られてくる。
5. 『請求書の奪い合いを開始する』をタップする。
6. 何かの商品画面が送られてくる。
7. 商品画面の『注文の発行』をタップする。
8. ＜請求センター＞から画像が送られてくる。
9. 5～8を60回繰り返す。
10. 自分のアカウントに報酬が入る。
11. ＜サポートデスク＞に連絡し、PayPayで800ポイント受け取る。

最終段階

1. ＜紹介者＞から、仕事を続けるためには3000円のチャージが必要と案内される。
2. 指定された口座（個人名義口座）に3000円振り込む。
3. 第2段階と同様の作業を繰り返すと、「1万円残高が不足しています」「チャージが必要」と表示される（「チャージしてもタスク完了後にチャージ分は戻ります」と書いてある）。
4. 指定口座（個人名義口座。毎回違う名前）に1万円振り込む。
5. また、第2段階と同様の作業を何回か繰り返すと、「3万円残高が不足しています」「チャージが必要」「タスクを完了しないとチャージ分は返金されない」と表示される。
6. 指定口座に3万円振り込む。
7. 再度第2段階と同様の作業を何回か繰り返すと、「10万円残高が不足しています」「チャージが必要」「タスクを完了しないとチャージ分は返金されない」と表示される。
8. 指定口座に10万円振り込む（「お金がなくて続けられない」と＜紹介者＞に相談すると、紹介者が少し出すので、足りない分は借りて入金するように言われる）。
9. 次々にチャージを要求されるが、タスクが完了してもチャージ分は返金されない。

※「第1段階が無く、第2段階から始まる」パターンや、「第2段階が無く、第1段階からすぐ最終段階に移行する」パターンも確認されています。

消費生活センターからのアドバイス

• アカウント登録時、「タスクの途中で解約できない」「タスクが完了しなければ返金されない」などの表示があり、利用規約などにも記載されている場合、タスクの途中で返金を主張することは非常に困難です。
• しかし、何十万円も入金し、タスクを完了させたからといって、返金されるという保証はありません（返金されない可能性が非常に高いと思われます。）。
• 約束通り返金されなかった場合でも、契約先の事業者名や住所、電話番号が不明な場合、被害の回復は非常に困難です。

• 『いいね！』するだけの副業＜タスク型詐欺＞に注意！

ひとりで悩まず、相談してください。

指定された銀行口座に振り込んだ証拠が残っており、振り込んでから日数が経っていない場合は、振込先の銀行に連絡して事情を説明し、振り込め詐欺救済法の手続きをしてください。

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