クレジットカードの使い方を考えよう!
相談事例
- クレジットカードの限度額いっぱいまで買い物をしてしまい、支払いができなくなった。そのまま放置していたら督促状が届き、その返済のために借金をして返済不能になっている。
- クレジットカードの利用明細を、1年以上確認していなかった。最近になって確認したら、支払残高が約30万円もあることに気付いた。割引サービスのあるリボ払いを選択していたが、こんなに高額になっているとは思わなかった。
分割払い・リボ払いに注意!
「3回以上の分割払い」「リボルビング払い」を選択した場合、手数料が発生します。
クレジットカードの中には『リボ払い専用』のものや、『初期設定がリボ払い』になっているものもあります。
『海外でのショッピングはリボ払い』の設定をすると、インターネットでのショッピングも全部リボ払いになるクレジットカードもあります。クレジットカード申し込み時に、支払方法を必ず確認してください。
クレジットカード会社やクレジットカードの種類によって違いますが、分割払いの手数料は
- 2回払いまでは手数料がかからない
- 3回以上の分割払いは、年利12%から15%
となっているクレジットカード会社が多いです。
- リボ払いの手数料は年利15%から18%
- キャッシングの場合も、年利15%から18%が一般的ですが、上限年利20%まで設定できます。
ご利用は計画的に!
72の法則
72の法則とは、お金が2倍になる期間を簡単に求めることができる、便利な算式です。
たとえば、金利18%でお金を借りた場合、「72÷18=4」となるので、約4年で借りたお金が2倍になることがわかります。
クレジットカードのリボ払いも借金ですので、気を付けてください。
※この算式で使用する金利は複利(利子にも利子が付くことが前提)です。
カードの管理は適切に!
利用明細は必ず確認してください。
クレジットカードは絶対に他人に貸してはいけません。誰が使おうと、支払う義務はカードの名義人にあります。
クレジットカードが盗難にあったり、カード番号がハッキングされ、不正利用された場合は、すぐにカード会社に申し出てください。
- 被害が大きくなる前にカードの利用を停止し、再発行してもらう必要があります。
- クレジットカードの補償制度などにより、被害額分の請求が取り下げられる場合もあります。
- クレジットカードを他人に貸した場合
- 家族に勝手に使われた場合
- 暗証番号を他人に教えた場合
- 類推しやすい暗証番号(1111や誕生日、車のナンバーなど)を設定していた場合
- カードの裏面に署名をしていない場合
などは、補償対象外としているクレジットカード会社が多いです。
「半年前の身に覚えのない請求」は被害回復が難しい場合が多いので、クレジットカードの利用明細はこまめに確認するようにしてください。
延滞に注意!
ショッピングで利用した場合、延滞すると年率上限14.6%の遅延損害金を請求されます(短期間の延滞では遅延損害金を請求しないカード会社もあります)。
延滞が続くと
- 信用情報に遅延情報が登録される。
- クレジットカードの利用が停止される。
- クレジットカードが強制解約になる。
- 他のクレジットカードの審査に通らなくなる。
- 各種ローンが組めなくなる(スマートフォン本体の分割払いも利用できなくなります)。
などの影響があります。
クレジットカードが強制解約になった場合は、クレジットカード利用残高を一括請求されます。それでも払わなければ、法的措置が取られ、給料や財産を差し押さえられる可能性もあります。
「どうしても今月の支払いが難しい!」という場合には、早めにクレジットカード会社に相談してください。
クレジットカードを何社も契約し、今月払えないだけではなく、「もう支払いは不可能だ!」となってしまった場合は、債務整理という方法もあります。一人で悩まず、消費生活センターに相談してください。
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