ドライブレコーダー「映像が記録されていない！」

SDカードの異常で映像が記録されないことも

事故やトラブル発生時に映像を確認したところ、「録画されていなかった」という相談が寄せられています。

相談事例

• 当て逃げ事故に遭い、警察からドライブレコーダの映像提供を求められたが、5カ月前から作動しておらず事故当時の映像が録画されていなかった。
• 交通事故に遭い事故の様子を確認しようとしたが、ドライブレコーダーには何も映っていないことがわかった。
• ドライブレコーダーを取り付けたが、SDカードの不良で録画されていなかった。

ドライブレコーダーの取扱説明書を確認しましょう！

原因は、ドライブレコーダーの故障ではなく、SDカードの異常かも知れません！

SDカードに異常があると、「録画中」と表示されていても録画されていなかったり、記録時間が極端に少なくなっている場合があります。

ドライブレコーダーの取扱説明書に、

• SDカードを定期的にフォーマットするように書かれていませんか？
  1か月毎や、2週間毎にSDカードのフォーマットが必要な場合があります。
• ドライブレコーダーの仕様に合ったSDカードを使用していますか？
  容量やスピードクラスなど、ドライブレコーダーのメーカーが推奨しているSDカードを選択しましょう。

ドライブレコーダーの中には、定期的なフォーマットが不要なものや、起動時にSDカードをチェックする機能があるもの、SDカードの製品寿命を知らせる「寿命告知機能」が付いているものもあります。また、SDカードには「繰り返しの記録に対して耐久性が高い」という商品もあります。目的や使用方法に応じて商品を選択しましょう。

消費者へのアンケート結果

• ドライブレコーダーの映像を確認したことがない→44％（881人）

• SDカードのフォーマットの必要性を知らなかった→約6割
• SDカードのフォーマットを実施していない→約6割
• SDカード交換の必要性を知らなかった→約7割
• SDカード交換をしていない→約8割

※ドライブレコーダーを使用している全国の18歳以上の男女2,000人にインターネット調査
（平成30年6月　国民生活センター調べ）

消費生活センターからのアドバイス

• 映像は定期的に確認しましょう。
• SDカードは定期的に交換しましょう。
  • SDカードは繰り返しの記録により劣化する消耗品です。容量の小さいものは書き換え回数も多くなるので、使用期間も短くなります。
  • 容量やスピードクラスなど、 ドライブレコーダーの仕様に合ったSDカードを選択し、定期的に新品に交換しましょう。
• SDカードは定期的にフォーマットしましょう（定期フォーマットが不要な機種もあります）。
• 目的や使用方法に合わせて商品を選択しましょう。