ウェブサイト上では低額な料金を表示しているが、実際には高額な料金を請求する水回りトラブル対応業者に関する注意喚起
相談事例
- トイレが詰まったので、インターネットの検索結果で上位に表示された「水のトラブル相談センタ-」に電話した。
ウェブサイトには、「水道つまり漏れ980円~」「悪徳業者排除宣言」「一般的な水道事業者9,800~58,000円、水のトラブル相談センタ-980~35,000円」と書いてあった。 - コールセンターにつながり、トイレの詰まりの状況や住所などのを説明し、事業者に修理の依頼をした。その後、作業員から折り返し連絡があり、到着予定時間を伝えられた。
コールセンターや作業員から料金に関する説明はなく、料金について尋ねても「やってみないと分からない」「状況を見ないと分からない」と、具体的な説明はなかった。 - 作業員が自宅に到着し、トイレの詰まりの状況や場所を確認後、作業内容や見積書を提示することなく、作業を開始した。作業を行っている途中で次々と追加作業の承認を求めてきたが、具体的な料金の説明はなかった。
- 作業終了後、「契約書兼請求書」という請求書を渡され、数十万円の高額な料金を請求された。
消費者庁からのアドバイス
- 水回りトラブルが発生した場合も慌てずに、まずは冷静になりましょう。
- トイレが詰まるなどのトラブルが発生した場合、まずは家族や周りの人に相談しましょう。
- もしものために、地元の水道工事事業者なども把握しておきましょう
- 極端に安い料金表示には注意しましょう。
- インターネット検索結果で「上位」だからといって信用できるとは限りません。
- 具体的な作業内容に基づく見積書を確認し、過大で高額な請求をされないようにし ましょう。
- 作業前に、具体的な作業内容を確認の上、必ず見積りを依頼しましょう。
- 見積内容に納得できない場合は、断固として断りましょう。
- 作業内容を確認するためにも、作業には必ず立ち会いましょう。
- 事業者とその場で契約した場合は、クーリング・オフができる可能性があります。
消費生活センターからのアドバイス
- 最初の電話で、「見積もりは無料か」「出張料がかかるか」必ず確認しましょう。
- 作業に取りかかる前に、見積書を書類で出してもらいましょう。
- ホームページの表示とかけ離れた「非常に高額」な料金を請求された場合、「消費生活センターに相談後に支払う」と告げ、支払いを保留しましょう。
お金を払ってしまうと、クーリング・オフ通知を出しても、なかなか返金されない場合があります。
「代金を踏み倒すつもりか!」などと大声を出され、恐怖を感じた場合は警察に通報してください。
ひとりで悩まず、相談してください
クーリング・オフ期間は契約書面を受け取った日を1日目と数えて、8日間です。クーリング・オフ期間を過ぎていても、契約書面に不備があった場合は、クーリング・オフできる可能性があります。できるだけ早く相談してください。
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