アウトドアレジャーに潜む危険に注意しましょう!
水の事故、山の事故を防いで 海、川、山を安全に楽しみましょう!
自然に触れるレジャーは、楽しみがある半面、自然ならではの危険もあります。アウトドアでの事故を防ぐためには、自然を甘く見ず、危険をきちんと認識し、計画を立てて行動することが大切です。
水の事故
水難の約半数は死亡事故に!
令和5年(2023年)に全国で発生した水難は453件、水難に遭った人の数は568人に上っています。そのうち236人が亡くなったり行方不明となったりしています。
水難の死者・行方不明者の割合を場所別にみると、1位が「海」で全体の55.3%、2位が「河川」(35.70%)となっています。
中学生以下の死者・行方不明者の割合を場所別にみると、1位が「河川」で全体の62.5%を占めています。
(警察庁 令和5年夏期における水難の概況より)
海の事故を防ぐために
- 遊泳をするときは、管理された海水浴場を利用する
- 健康状態が優れないときや、お酒を飲んだときは泳がない
- 事前に天気予報を確認する
- 子供から目を離さない
- 事故から命を守るために、自己救命策を確保する
- ライフジャケットの常時着用
- 防水パック入り携帯電話等の連絡手段の確保
- 118番・NET118の活用
(NET118とは、聴覚や発話に障がいのある方のためのインター ネットを使用した海上保安庁への緊急通報サービスです。携帯電話・スマートフォンから、素早く通報することができますが、事前の利用者登録が必要です。) - 家族や友人・関係者への目的地等の連絡
川の事故を防ぐために
川での水難を避けるためには、川の地形を知り、急な増水に備える必要があります。前述したような海での注意点に加え、次のような注意をしてください。
- 出掛ける前に天気や川の情報をチェックする
- 危険を示す掲示板、水流が速い・深みがあるところは避ける
- 河原や中州、川幅の狭いところに注意する
- 天気や川の変化に注意する
次のような変化が見られたときは、すぐに避難しましょう!- 上流の空に黒い雲が見えた
- 雷が聞こえた
- 雨が降り始めた
- 落ち葉や流木、ゴミが流れてきた
- ライフジャケットを着用する
山の事故
依然多い、中高年の山岳遭難
遭難の理由は「道に迷った」が最も多く、全体の約3割。遭難者の約5割が60歳以上で、死者・行方不明者においては、約7割が60歳以上です。
自分の体力に合った登山計画を立てるなど、無理をしないことが重要です。特に単独登山で遭難した場合、複数登山に比べて行方不明や死亡となる割合が高くなっています。
山の事故を防ぐために
- 知識・体力・経験に見合った山を選ぶ
- 登山計画を作成、提出する
- 冷静な状況判断と、慎重な行動をとる
- 通信手段を確保する
アウトドア製品の事故は夏のシーズンに集中して起きています!
バーベキューやキャンプを楽しむ機会も増えます。携帯用のガスこんろやライターなど火を使う時には特に注意が必要です。正しい使い方を心がけて、事前の点検も忘れないようにしましょう。お持ちのレジャー道具のリコール情報の確認もしましょう。
NITE(製品評価技術機構)からの注意喚起情報
カートリッジガスこんろ使用時の注意ポイント
- こんろ全体を覆うような、大きな調理器具を使用しない
- カセットこんろを 2 台並べて使用しない
- 不安定な場所では使用しない
- 狭い場所や周囲に可燃物がある場所では使用しない
レジャー用折り畳みいす・ベッド
- 使用前に変色や破れ、ひび割れなどの劣化がないか確認する
- 折り畳み部(可動部)に手指を挟み込まないように注意する
スプレー製品の気を付けるポイント
使用時
- 十分に換気し、噴射時間及び距離を守る
- 火気のある場所の近くでは使用しない
保管時
- 直射日光が当たる場所や高温になる場所に置かない
- 子どもの手の届かない、湿気の少ない場所で保管する
事故事例
- 防水スプレーを換気の悪い場所で使用して吸い込んでしまい、呼吸困難を起こした(気分が悪くなった)
- 制汗スプレーを炎天下自動車のダッシュボード上に放置し、破裂する事故が起きた
- 殺虫剤噴霧後に電撃殺虫器(ラケット型)を使用したため、スパークが発生し爆発。やけどを負った
関連リンク
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