『衣類に火がつく』着衣着火に注意!

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ページ番号1008409  更新日 令和6年12月17日

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着衣着火にご用心! 毎年約100人の方が亡くなっています

火に近づきすぎない!<火力の調整、適切な服装で事故予防>

料理中のこんろの火が袖口に燃え移るなど、何らかの火源から身に着けている衣類に着火する着衣着火により毎年約100人の方が亡くなっています。そのうち8割以上が65歳以上の高齢者です。また、消費者庁・独立行政法人国民生活センターに寄せられた着衣着火の事故情報のうち、約6割が入院を必要とする事故でした。

寒くなる季節は、ガスこんろでの鍋料理やストーブなどの暖房機器等で火を扱う機会が増えることが予想されますが、空気の乾燥により火災が発生しやすい季節です。火を扱う際は、以下のことに注意して着衣着火を防ぎましょう。

  • 火に近づきすぎないようにしましょう
    手を伸ばしたり、かがんだりすると、意図せず体が火に接近する可能性があります。
  • 火力の調節とこまめな消火を心掛けましょう
    調理の際は、炎が鍋底からはみ出さないように気を付けてください。「ながら掃除」などはせず、火のそばで作業をするときは一度消火しましょう。
  • 火を扱う際は、服装に注意しましょう
    袖口やすそが広がっている衣服、ストールなど垂れ下がるものは、火を扱う際には身に着けないようにしましょう。また、衣服の表面が毛羽立った素材は表面フラッシュ(※)にも注意が必要です。
  • 火の周囲にも注意しましょう
    風が吹くような場所は、着火すると燃え広がり大変危険です。また、引火し易い液体等が付着したままの服で火に近づかないでください。

表面フラッシュとは

衣類の生地の表面に細かい繊維が毛羽立っていると、わずかな炎が接触しただけで毛羽部分に火が着き一瞬のうちに表面に火が走る現象のこと。

どのような生地に表面フラッシュ現象が起きやすいか

生地の表面が起毛している衣類で、特に、表面に綿・レーヨンなどの毛羽のあるものに発生します。

この生地の衣類を洗濯することによって、より毛羽立ちが発生し、 表面フラッシュを起こしやすくなることがあります。

火が接しても着火しにくい防炎製品のエプロンやアームカバーなどを使うことは、着衣着火による被害の拡大を防ぐためには有効です。特に高齢者は、燃えにくい防炎製品の着用を検討しましょう。

服が燃えて大やけど!場合によっては、全身大やけどを負い死亡したという痛ましい例もあります。

見守り新鮮情報:着衣着火

事故事例

事例1

仏壇のりんごを取ろうとしたら、ろうそくの火が右袖に燃え移った。すぐに上着を脱いだが火が消えず、背中のほうまで燃え広がった。上半身にやけどを負い入院となった。(80歳代 女性)

事例2

湯を沸かそうとコンロに鍋をかけたら、隣のコンロの火がベストに着火し炎が上がった。妻がすぐ気づきタオルで火を消したが、溶けた繊維で妻が指にやけどをした。(被害者:70歳代 女性)

ひとこと助言

  • ろうそくやコンロの火が衣服に燃え移ると大変危険です。身近な火気の取り扱いには十分に注意し、火に近づきすぎないよう気をつけてください。
    仏壇やコンロ等の奥のものを取るときは、必ず火を消してから行いましょう。
  • 袖や裾が広がっているデザインの衣類やスカーフ、ストールなどは、火を使う際は身に着けないようにしましょう。
  • もし衣服に火が着いてしまったら、脱ぐ、たたく、水をかける、地面に火を押し付けるようにして左右に転がる(窒息消火)などしてすぐに消火しましょう。

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