『衣類に火がつく』着衣着火に注意![2021年11月18日更新]
着衣着火にご用心! 毎年約100人の方が亡くなっています
火に近づきすぎない!<火力の調整、適切な服装で事故予防>
料理中のこんろの火が袖口に燃え移るなどの着衣着火事故により、毎年約100人の方が亡くなっています。そのうち8割以上が65歳以上の高齢者です。また、消費者庁・独立行政法人国民生活センターに寄せられた着衣着火の事故情報のうち、約6割が入院を必要とする事故でした。
冬は空気の乾燥により火災が発生しやすい季節です。火を扱う際は、以下のことに注意して着衣着火を防ぎましょう。
- 火に近づきすぎないようにしましょう
手を伸ばしたり、かがんだりすると、意図せず体が火に接近する可能性があります。 - 火力の調節とこまめな消火を心掛けましょう
調理の際は、炎が鍋底からはみ出さないように気を付けてください。「ながら掃除」などはせず、火のそばで作業をするときは一度消火しましょう。 - 火を扱う際は、服装に注意しましょう
袖口やすそが広がっている衣服、ストールなど垂れ下がるものは、火を扱う際には身に着けないようにしましょう。また、衣服の表面が毛羽立った素材は表面フラッシュ(※)にも注意が必要です。 - 火の周囲にも注意しましょう
風が吹くような場所は、着火すると燃え広がり大変危険です。また、引火し易い液体等が付着したままの服で火に近づかないでください。
服が燃えて大やけど!場合によっては、全身大やけどを負い死亡したという痛ましい例もあります。
「着衣着火」とは、料理中にガスコンロの火が衣服の袖口についたり、たき火などの火が衣服に着火することです。
「表面フラッシュ現象」とは、一般的に生地の表面の毛羽に火が着き、瞬間的に火が走る現象をいいます。
どのような生地に表面フラッシュ現象が起きやすいか
生地の表面が起毛している衣類で、特に、表面に綿・レーヨンなどの毛羽のあるものに発生します。
この生地の衣類を洗濯することによって、より毛羽立ちが発生し、 表面フラッシュを起こしやすくなることがあります。
主な事例
- 炒め物をしているときに、首に巻いたスカーフがコンロの火に接触し着火した。
- 調理中に調理台の奥にあるコップを取るために手をのばしたら、シャツの袖に着火した。
- やかんを火にかけ沸騰するのを待つ間に、コンロに背を向けていたら、着衣の背部に着火した。
着衣着火の火元
ガスコンロ、ライター、花火、ローソク など
着衣着火防止のポイント
- すそや袖が広がっている服やスカーフなどは、火を使う際は身に着けない。
- コンロの奥に物を置かない。
- 万が一、奥の物を取る場合は、必ず火を消してから行う。
- 鍋等の底から炎がはみ出ないように、火力を調節する。
- 出来れば、「着火しにくい防炎品のエプロン」などを使い、予防する。
もし、衣服に火がついてしまったら
- 素早く衣服が脱げる状況であれば脱ぐ。
- 水道があればもちろん、そうでない場合も、飲み物や花瓶の水など、身近にある水をかける。
- 全く水が近くにない場合、決して走り回らず、地面に火を押し付けて消す。(窒息消火)
- 火が消えたら119番通報をする。
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