パーソナルトレーニングでのトラブルに注意！

パーソナルトレーニングジムでのけがや解約に関する相談が増えています。

パーソナルトレーニングとは

パーソナルトレーナーがマンツーマンで指導や管理をしてくれるトレーニングです。主にダイエットやボディメイク、運動機能の向上などを目的としています。

専門知識を持ったトレーナーが利用者の目的や期間、生活習慣や体力レベルなどに合わせて、トレーニングメニューを設定し、食事や生活習慣の改善アドバイスをしてくれます。

専門家の監視の下で適切な強度のトレーニングを実施することで、肉離れなどのトレーニングによるケガのリスクを抑え、自分に合ったメニューで効率的にトレーニングすることができます。

 

けがや体調不良の事故情報

主な事例

• パーソナルトレーナーの指示によるトレーニング中に腰にしびれや痛みが生じた。整形外科で診てもらうと、腰椎の圧迫骨折と診断された。
• ジムのパーソナルトレーナーの指導で筋肉痛のようになり、治療を2カ月以上継続している。
• パーソナルトレーニングジムでバーベルを持ち上げる動作により、腱板（けんばん）を損傷した。

消費者へのアドバイス

パーソナルトレーナーの知識不足や無理なトレーニングが、けがや体調不良の原因と考えられます。

• トレーニングを始める前に、運動習慣や体力等の調査、マシン等を使用した体力テストなどが実施された上でトレーニングプランが作成されることを確認しましょう。
• トレーニング中に違和感を覚えたときは、無理をせず中断しましょう。
• 異常な痛みを感じたり体調が悪くなったときは、トレーナーやフィットネスクラブ等に伝えた上で、必要な場合は医療機関を受診しましょう。

 

解約に関するトラブル

主な事例

• 無料体験の後、15回コースを20万で契約。3回通った後に持病で入院することになった。退院後のトレーニングも医者に止められた。解約・返金希望。会員規約には「料金支払後の返金はできない」と書いてある。
• パーソナルトレーニングの契約をしたが、食事指導とトレーニングの指導内容に納得できない。言っていることが素人並みだ。解約・返金希望。
• ダイエット目的でパーソナルトレーニングを契約。月謝3万円という話だったが、5万円請求された。解約を申し出ると、解約料が3万円かかると言われた。契約書も利用規約も渡されていない。
• パーソナルトレーニングジムが、突然閉店した。店舗には閉店の案内が貼ってあり、誰もいない。電話にも出ない。30回コースを契約したが、まだ10回しか通っていない。返金希望。

消費者へのアドバイス

• 店舗などで契約した場合は、原則、クーリング・オフできません。
  （ZoomなどのWEB会議サービスを利用してコースや内容・金額などの説明を受け契約した場合、電話勧誘販売に該当し、クーリング・オフできる可能性があります。）
• エステなどと違い、特定商取引法の中途解約のルールが適用されません。
• 広告だけで判断せず、事前にトレーナーの評判やトレーニング内容・金額などの情報を収集し、複数の事業者を比較検討しましょう。
• 契約を急がされても、その場で決めてしまわずに慎重に考えましょう。
  （無料体験やカウンセリングの当日に申し込めば入会金免除や料金割引になるなどと勧誘されます！）
• 必ず契約書面や規約で、契約期間や金額、支払方法、解約時の手続・条件などを十分に確認しましょう。

ひとりで悩まず、相談してください。

おかしいと思ったとき、トラブルになったときは、早めに相談してください。

• 伊勢市消費生活センター相談案内