コンタクトレンズは医療機器です。間違った使用で眼障害の恐れも!!
相談事例
目がぼやける、充血、涙っぽい、目やに、ゴロゴロするといった症状があったため眼科を受診すると、角膜に傷ができ炎症を起こしていた。眼科を受診せずに個人輸入代行サイトで購入した未承認のカラーコンタクトレンズの使用が原因だと言われた。
医師からのアドバイス
コンタクトレンズ、特にカラーコンタクトレンズ(カラコン)使用者が角膜に炎症を起こし、来院するケースが後を絶ちません。
多くの患者は、眼科を受診せずにコンタクトレンズを購入し、目に合わないレンズを使用していたり、レンズをつけたまま寝てしまったり、2週間で交換するレンズなどで十分なケアができていないなど、間違ったレンズケアや装用方法で使い続けるうちに眼障害を発症しています。
傷ついた角膜に細菌やアメーバなどの感染が重なった場合、視力低下などの後遺症が残る場合もあります。
消費生活センターからのアドバイス
- コンタクトレンズを購入する際は、必ず眼科を受診し、処方されたレンズを選択しましょう。
コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、目に合ったレンズを安全・快適に使用するためには、眼科医の診察に基づく処方が不可欠です。個人輸入のコンタクトレンズは安全性や品質などが確認されていませんので、安易に購入しないようにしましょう。 - コンタクトレンズは使用期限を必ず守りましょう。
1日の装用時間や、1day・2weekなどの使用期限は必ず守りましょう。 - 繰り返し使用できるレンズの場合には、レンズケアを毎回正しく行いましょう。
レンズケアが不適切であったり、レンズが汚れていたりすると、快適に装用できなくなるだけでなく、重篤な眼障害を引き起こすこともあります。 - コンタクトレンズを使用していて目に異常を感じた場合は、直ちに使用をやめ、眼科を受診しましょう。
重篤な眼障害を起こしている可能性もあります。 - 必ず定期検査を受けましょう。
自覚症状がなくても、眼障害が起こっている場合もあります。目に異常を感じていなくても、3か月に1回は必ず定期検査を受け、目とコンタクトレンズの状態をチェックしてもらいましょう。
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