【質問】持病がある人でもワクチンを接種しても良いでしょうか?(「広報いせ」令和3年3月15日号掲載)

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ページ番号1011618  更新日 令和4年7月16日

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皆さんが疑問に思っている健康などに関する素朴な質問に対し、市立伊勢総合病院の谷崎医師がお答えします。さまざまな症状の患者さんに対応する「総合診療科」の観点から、分かりやすく「広報いせ」などでお答えしていきますので、皆さんの日常生活にぜひお役立てください。

【回答】むしろ持病がある人こそワクチン接種が必要です。

例えば、持病がある人がインフルエンザにかかると、持病がない人と比べて重症化しやすいことが知られています。ワクチンを接種することで重症化予防や死亡率低下が期待できるため、持病がある人こそ、ワクチンで予防できる病気は予防した方が良いのです。当然、ワクチンを接種することによる有害事象は一定の確率で起こりえますが、実際に病気にかかって重症化するリスクと比べるとずっと小さいものなので、基本的にはワクチン接種の方をお勧めします。
最近話題の新型コロナウイルスのワクチン(Pfizer〔ファイザー〕社のデータ)もその効果は絶大で、感染リスクを95%も減少させたと報告されています。持病のあるハイリスクな人たちに対しても同様の予防効果を示しました。また、重篤な副反応であるアナフィラキシー(急性アレルギー反応)の割合も0.00047%(20万人に1人以下)と他のワクチンと比べてそう変わりありませんでした。新型コロナウイルスに感染すると、肺炎で死亡するリスクがあるだけでなく、後遺症として脱毛や味覚・嗅覚障害が残ることもあるため、ワクチンで予防できるのならぜひ予防したいところです。ただし、持病の種類によっては接種できないこともありますので、ワクチン接種の前には一度主治医に相談してください。


※有害事象とは、接種の因果関係を問わず接種した人に起こる好ましくない・意図しない疾病・その徴候のことです。

健康に関する素朴な質問を募集中!

質問の応募方法

皆さんからの、日常生活で気になるちょっとした「健康に関する質問」を募集します。いただいた質問は、谷崎医師がピックアップ(選択)し、「広報いせ」などで随時お答えしていきます。

募集期限

当面の間(新型コロナウイルスの感染が収束するまで)

質問方法

質問内容とともに住所・氏名・電話番号を記入し、直接または郵送・ファクス・Eメール・本ページ内の健康なんでも相談室質問受け付けフォームで伊勢市役所広報広聴課(〒516-8601 岩渕1丁目7-29、ファクス 22-9699、Eメール ise-koho@city.ise.mie.jp)へ

※質問者の住所・氏名・電話番号は掲載しません。(本取り組み以外には使用しません)
※質問内容・回答は、市のホームページ・SNS・ケーブル行政放送などの市広報媒体で掲載する場合があります。
※質問内容は、必ず「健康に関する質問」でお願いします。掲載に不適切であると思われる質問にはお答えできません。また、個人的な質問にはお答えしかねますので、あらかじめご承知おきいただきますよう、よろしくお願いいたします。
※いただきました全ての質問にお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

健康なんでも相談室質問受け付けフォーム

本受け付けフォーム内において必須事項を記入し、「内容」欄に質問内容とともに住所・氏名・電話番号をご記入ください。

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〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号