【質問】運動すると寿命が延びるってホント?!(「広報いせ」令和5年9月1日号掲載)

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1016210  更新日 令和5年8月24日

印刷大きな文字で印刷

健康なんでも相談室イメージバナー

皆さんが疑問に思っている健康などに関する素朴な質問に対し、市立伊勢総合病院の谷崎医師がお答えします。さまざまな症状の患者さんに対応する「総合診療科」の観点から、分かりやすく「広報いせ」などでお答えしていきますので、皆さんの日常生活にぜひお役立てください。

※「健康なんでも相談室」の掲載内容は、伊勢市役所広報紙「広報いせ」の掲載内容と同様の内容を掲載しています。つきましては、「広報いせ」掲載号より、1カ月程度前の情報を基に作成しておりますことを、あらかじめご理解いただき、ご覧・ご参考としていただきますよう、よろしくお願いいたします。

【回答】本当です!

「運動」と「死亡リスク」

「健康のために運動しましょう!」というフレーズは、皆さん、いつかどこかで聞いたことがあるかと思います。実は近年、「運動は健康のために良い」というフワッとした理由だけではなく、「自分の命のために運動はとても重要」であることが分かってきています。

平成27(2015)年に発表された運動と死亡リスクの関係を調べた研究では、全く運動していない人と比べて、運動している人は死亡するリスクが20%以上低いという結果でした。日本では、平成19(2007)年の時点で既に、運動不足が原因で年間5万人が死亡していると推定されていますが、その一方で令和元(2019)年の国民健康・栄養調査によると、運動習慣がある人は男性で約3割、女性で約2割にとどまっています。逆に言えば、運動習慣のない残りの人たち(男性の約7割、女性の約8割)には、さらに寿命を延ばすチャンスが残っているという見方もできます!

自分の生活に合った運動を!

では、具体的にどんな運動をどれくらいすれば良いのか?結論から言うと、体を動かす運動であれば何でもOK です。負荷が強い運動を短時間するのと、負荷が軽い運動を長時間するのでは同じくらいの効果があるとされており、自分の生活リズムに合った運動を続けることが大事です。散歩であれば1日7,500歩以上、登山であれば週に1回1時間くらい、自転車で30分かけて週に5日通勤するのも、それだけで十分な運動になります。家事や庭仕事、農作業なども、続けることで死亡リスク低下に効果的な運動と言えます(詳しくは、厚生労働省の「生活活動のメッツ表」を参照してください)。

現在運動習慣がない人は、動くだけで死亡リスクを下げられる可能性があるので、少しずつ運動を始めてみてはいかがでしょうか?

健康に関する素朴な質問を募集中!

質問の応募方法

皆さんからの、日常生活で気になるちょっとした「健康に関する質問」を募集します。いただいた質問は、谷崎医師がピックアップ(選択)し、「広報いせ」などで随時お答えしていきます。

募集期限

当面の間(新型コロナウイルスの感染が収束するまで)

質問方法

質問内容とともに住所・氏名・電話番号を記入し、直接または郵送・ファクス・Eメール・本ページ内の健康なんでも相談室質問受け付けフォームで伊勢市役所広報広聴課(〒516-8601 岩渕1丁目7-29、ファクス 22-9699、Eメール ise-koho@city.ise.mie.jp)へ

※質問者の住所・氏名・電話番号は掲載しません。(本取り組み以外には使用しません)
※質問内容・回答は、市のホームページ・SNS・ケーブル行政放送などの市広報媒体で掲載する場合があります。
※質問内容は、必ず「健康に関する質問」でお願いします。掲載に不適切であると思われる質問にはお答えできません。また、個人的な質問にはお答えしかねますので、あらかじめご承知おきいただきますよう、よろしくお願いいたします。
※いただきました全ての質問にお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

健康なんでも相談室質問受け付けフォーム

本受け付けフォーム内において必須事項を記入し、「内容」欄に質問内容とともに住所・氏名・電話番号をご記入ください。

より良いホームページにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このホームページ(本ページを含む)は、役に立ちましたか?

このページに関するお問い合わせ

伊勢市役所
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号