【質問】新型コロナウイルスに感染すると、後遺症が1年以上続くこともあると聞いたのですが、本当でしょうか?(「広報いせ」令和3年7月1日号掲載)

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ページ番号1012648  更新日 令和4年7月16日

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皆さんが疑問に思っている健康などに関する素朴な質問に対し、市立伊勢総合病院の谷崎医師がお答えします。さまざまな症状の患者さんに対応する「総合診療科」の観点から、分かりやすく「広報いせ」などでお答えしていきますので、皆さんの日常生活にぜひお役立てください。

【回答】後遺症の種類もさまざまですが、それぞれが最長でいつまで続くのかはまだ分かっていません。

新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)に感染すると、約80%の人は軽症ですが、約5% の人が重症になり、人工呼吸器による補助換気を必要とします。致死率は1.7% 程度で、感染者が10人程度であれば死者は出ない計算ですが、例えば感染者が10万人であれば約1,700人が亡くなります。つまり、治療も重要ですが、そもそもの感染者を増やさないことが特に重要な感染症といえます。
それだけでなく、新型コロナの感染から回復したとしても、後遺症に悩まされることが報告されています。現時点で、倦怠感、息苦しさ、咳、頭痛、食欲低下、味覚・嗅覚障害、めまい、不眠症、脱毛、認知機能障害など多種多様な症状が確認されています。数カ月以上も味覚・嗅覚がなかったら、人生の楽しみが強烈に阻害されますね…。「何を食べてもゴムか粘土を食べているみたい…」と悲しそうな表情で教えてくれた患者さんの言葉が忘れられません。現在、発症リスクや死亡リスクを減らすためにワクチン接種がすすめられていますが、後遺症対策としても、きっとワクチンはその力を発揮してくれることでしょう。
※新型コロナワクチン接種について、現在何らかの病気で治療や投薬を受けている人・持病がある人・投薬でアレルギーを起こした人などは、かかりつけ医へ受診時、事前に相談してください。

新型コロナワクチン接種の準備の様子
新型コロナワクチン接種準備の様子

健康に関する素朴な質問を募集中!

質問の応募方法

皆さんからの、日常生活で気になるちょっとした「健康に関する質問」を募集します。いただいた質問は、谷崎医師がピックアップ(選択)し、「広報いせ」などで随時お答えしていきます。

募集期限

当面の間(新型コロナウイルスの感染が収束するまで)

質問方法

質問内容とともに住所・氏名・電話番号を記入し、直接または郵送・ファクス・Eメール・本ページ内の健康なんでも相談室質問受け付けフォームで伊勢市役所広報広聴課(〒516-8601 岩渕1丁目7-29、ファクス 22-9699、Eメール ise-koho@city.ise.mie.jp)へ

※質問者の住所・氏名・電話番号は掲載しません。(本取り組み以外には使用しません)
※質問内容・回答は、市のホームページ・SNS・ケーブル行政放送などの市広報媒体で掲載する場合があります。
※質問内容は、必ず「健康に関する質問」でお願いします。掲載に不適切であると思われる質問にはお答えできません。また、個人的な質問にはお答えしかねますので、あらかじめご承知おきいただきますよう、よろしくお願いいたします。
※いただきました全ての質問にお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

健康なんでも相談室質問受け付けフォーム

本受け付けフォーム内において必須事項を記入し、「内容」欄に質問内容とともに住所・氏名・電話番号をご記入ください。

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このページに関するお問い合わせ

伊勢市役所
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号