【質問】新型コロナワクチンと同時期に別のワクチンの接種や薬の注射をしても大丈夫でしょうか?(「広報いせ」令和3年9月1日号掲載)
皆さんが疑問に思っている健康などに関する素朴な質問に対し、市立伊勢総合病院の谷崎医師がお答えします。さまざまな症状の患者さんに対応する「総合診療科」の観点から、分かりやすく「広報いせ」などでお答えしていきますので、皆さんの日常生活にぜひお役立てください。
【回答】一般的な薬であれば問題ありません。他のワクチンとの接種間隔は、可能であれば2週間程度空けると良いでしょう。
新型コロナワクチンを接種する際に、何か別の薬を内服してはいけない、ということは基本的にはありません。ただし、がんや自己免疫疾患などの治療中で特殊な治療薬を投与している場合、原則主治医と相談して接種を検討しましょう。これらの疾患に対して、さまざまな専門機関がそれぞれの考え方を発信していますが、おおよそ共通して言われていることは、新型コロナワクチン接種後も引き続き感染対策は継続する必要があること(新型コロナワクチンの接種で有害事象が増えることはありませんが、新型コロナワクチンの効果が落ちる可能性があるため)、新型コロナワクチン接種後の2・3日目に治療薬の投与スケジュールを組まないこと(新型コロナワクチンの副反応で発熱する時期と重なるため)などがあります。また、新型コロナワクチンと他の既存のワクチンがどのように影響し合うかはまだ分かっていません。一般的にワクチンの免疫応答はおよそ14日程度で治まることから、最大14日空けていれば問題ないとの考えもありますが、厳密にはこの14日間には強い根拠はなく、他に優先すべきワクチン接種があれば、新型コロナワクチン接種の翌日でも2・3日後でも、14日間にこだわらず接種することはできます。
健康に関する素朴な質問を募集中!
質問の応募方法
皆さんからの、日常生活で気になるちょっとした「健康に関する質問」を募集します。いただいた質問は、谷崎医師がピックアップ(選択)し、「広報いせ」などで随時お答えしていきます。
募集期限
当面の間(新型コロナウイルスの感染が収束するまで)
質問方法
質問内容とともに住所・氏名・電話番号を記入し、直接または郵送・ファクス・Eメール・本ページ内の健康なんでも相談室質問受け付けフォームで伊勢市役所広報広聴課(〒516-8601 岩渕1丁目7-29、ファクス 22-9699、Eメール ise-koho@city.ise.mie.jp)へ
※質問者の住所・氏名・電話番号は掲載しません。(本取り組み以外には使用しません)
※質問内容・回答は、市のホームページ・SNS・ケーブル行政放送などの市広報媒体で掲載する場合があります。
※質問内容は、必ず「健康に関する質問」でお願いします。掲載に不適切であると思われる質問にはお答えできません。また、個人的な質問にはお答えしかねますので、あらかじめご承知おきいただきますよう、よろしくお願いいたします。
※いただきました全ての質問にお答えできませんので、あらかじめご了承ください。
健康なんでも相談室質問受け付けフォーム
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このページに関するお問い合わせ
伊勢市役所
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号