外貨建て生命保険の相談が増加しています!

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ページ番号1008995  更新日 令和6年4月9日

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「相続税対策に」「銀行に預けておいても老後資金は増えない」などと金融商品を勧められ、「投資はしない」や「元本保証を希望」といった消費者の意向と異なる契約をさせられてしまった、というケースが高齢者を中心に見られます。
認知機能の低下した高齢者が多数の契約をしていたり、保険料の支払いが困難になるほどの高額の契約をしてしまった、というケースも報告されています。

外貨建て生命保険の特徴

  • 米国ドルなどの外貨で保険料の支払いや保険金の受け取りを行う。
  • 保証内容により様々なタイプ(終身保険・養老保険・個人年金など)の外貨建て生命保険がある。
  • 元本割れのリスクがある。
    (運用実績や為替相場の変動などにより損益が発生。外貨で死亡保険金を最低保証する商品もある
  • 途中解約した場合、受取額が払込保険料を下回る場合がある。
  • 保険の運用時や個人年金の受け取り時に、所定の費用が発生する場合がある。
  • 円を外貨に換える時や、外貨を円に換える時、為替手数料の負担がある。

外貨建て生命保険の相談事例

  • 定期預金をしたつもりが、外貨建て変額個人年金保険に加入していた。
  • 将来必要な施設入居資金と伝えていたのに、外貨建て生命保険の契約だった。
  • 高齢の父宛てに外貨建て生命保険証券が届いたが、父は加入した覚えがないと言う。
  • 高齢独居の叔母が約20件の外貨建て個人年金保険などを次々に契約をしていた。
  • 両親が外貨建て生命保険を勧誘されクーリング・オフしたが円高で損が出た。
  • 入院のためにお金が必要になり、中途解約したら損をした。

消費者へのアドバイス

  • 外貨建て生命保険は銀行や郵便局など、生命保険会社以外でも販売されています。
  • 外貨建て生命保険は元本割れリスクがあります。
  • 勧誘されてもすぐに契約せず、慎重に検討しましょう(家族などにも”契約前に”相談しましょう。)。
  • 契約後に送られてくる保険証券などの書類はすぐに確認し、不安に思った場合やトラブルになった場合は消費生活センターなどに相談しましょう。

外貨建て生命保険のほとんどは契約申し込み日を含めて8日間はクーリング・オフできます(契約書を確認)。
高齢者を中心に、契約内容やリスクについてよくわからないまま契約してしまい、結局損をした、という相談が増加しています。
契約内容に不安がある場合は、契約をいったんクーリング・オフしてよく考えてみましょう。

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このページに関するお問い合わせ

伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
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