見積書の「一式」表記に注意!

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ページ番号1017789  更新日 令和6年9月17日

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『一式見積書』しか提示してくれない業者は要注意です。

金額の大きな工事をする際は、必ず『相見積もり』を取りましょう。

住宅のリフォームや外壁塗装工事などの金額の大きな工事をする場合は、契約前に『見積書』を取ります。

一般的に、『見積書』は3社程度の複数の業者から取ります。これを『相見積もり(あいみつもり)』といいます。

「見積書」を依頼した際に、チェックするポイント

  • 見積書の作成は無料か(「相見積もり」をお願いしたいと伝える)
  • 事業者は見積書の作成をする前に、現場を見に来たか
  • 見積書作成の依頼時や現場確認に来た際の事業者の対応はどうか

「見積書」を受け取った際に、チェックするポイント

「明細」が書かれているか
見積書例
(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
ホームページより)

<リフォーム工事>

  • 工事する箇所
  • 使う建材の仕様や規格
  • 材料の単位、数量、単価
  • 合計金額

<外壁塗装工事>

  • 塗装の面積や数量
  • 塗料の種類や名前(メーカー名)
  • 屋根や外壁は何回塗りか
  • 工程に合わせて項目が記載されているか
  • 足場仮設の記載があるか
  • 合計金額

などを確認しましょう。

「**工事一式」などと「一式」表示になっている場合は、明細の記入を求めましょう。

“一式見積書”しか提示してくれない業者は要注意です。

契約の前にきちんとした見積書を作成してもらい、どのようにしてもらいたいのか、どのような工事をするのか、事業者との間で確認しておくことはとても大切です。
「一式見積書」や「口約束」で工事を依頼してしまうと、「思っていた工事と違う」とトラブルになったり、追加工事が必要になり、後から多額の費用を請求される場合もあります。
内容のわからない項目はないか
  • 諸経費、調整費、管理費、雑費などという名称で多額の費用が計上されている場合は、どのような費用が含まれているのか説明してもらいましょう。
支払い条件
  • 支払い条件には「前払い」「中間払い」「竣工払い(完成後に支払い)」の3つがあります。
「全額前払い」を求められた後に業者が倒産してしまうと、費用の回収ができない場合があります。不自然な支払い条件が書かれていたら必ず理由をたずねましょう。
見積書の有効期限
  • 見積書の有効期限は1カ月が一般的です。

極端に短い有効期限が書かれている場合は、注意しましょう。

見積の項目に間違いはないか
  • 諸経費、管理費などの二重計上
  • 取りやめたはずの工事費用の計上
  • 計算ミス

などがないか、自分自身で検算し、確認しましょう。

見積書に署名・捺印を求められたら必ず目的を確認しましょう。

『見積書』は『契約書』ではないので、一般的に承諾欄や署名欄はありませんが、見積書が『見積書兼注文書』となっている場合もあります。

見積書にサインや捺印をしてしまうと、それをもって契約したことと見なされてしまう危険性があります。

工事を依頼する業者を決めたら

相見積もりを取った、契約しない業者には断りの連絡をしておきましょう。

見積もりは業者を選ぶ際に提出してもらうだけでなく、正式に契約を結ぶ前にも、工事の細部まで詰めた最終見積を出してもいましょう。


ひとりで悩まず、相談してください。

訪問や電話勧誘で契約した場合には、クーリング・オフできる可能性があります。

事業者に生ずべき「平均的な損害の額を超える違約金」を請求する契約書の条項は、無効です。

おかしいと思ったら、できるだけ早く相談してください。

住宅に関する専門相談窓口の『住まいるダイヤル』では、リフォーム見積チェックサービス(無料)も行っています。

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このページに関するお問い合わせ

伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
〒516-8601
三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号
東館3階
電話:0596-21-5717
ファクス:0596-22-5014
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