見積書の「一式」表記に注意!
『一式見積書』しか提示してくれない業者は要注意です。
金額の大きな工事をする際は、必ず『相見積もり』を取りましょう。
住宅のリフォームや外壁塗装工事などの金額の大きな工事をする場合は、契約前に『見積書』を取ります。
一般的に、『見積書』は3社程度の複数の業者から取ります。これを『相見積もり(あいみつもり)』といいます。
「見積書」を依頼した際に、チェックするポイント
- 見積書の作成は無料か(「相見積もり」をお願いしたいと伝える)
- 事業者は見積書の作成をする前に、現場を見に来たか
- 見積書作成の依頼時や現場確認に来た際の事業者の対応はどうか
「見積書」を受け取った際に、チェックするポイント
「明細」が書かれているか
<リフォーム工事>
- 工事する箇所
- 使う建材の仕様や規格
- 材料の単位、数量、単価
- 合計金額
<外壁塗装工事>
- 塗装の面積や数量
- 塗料の種類や名前(メーカー名)
- 屋根や外壁は何回塗りか
- 工程に合わせて項目が記載されているか
- 足場仮設の記載があるか
- 合計金額
などを確認しましょう。
「**工事一式」などと「一式」表示になっている場合は、明細の記入を求めましょう。
“一式見積書”しか提示してくれない業者は要注意です。
「一式見積書」や「口約束」で工事を依頼してしまうと、「思っていた工事と違う」とトラブルになったり、追加工事が必要になり、後から多額の費用を請求される場合もあります。
内容のわからない項目はないか
- 諸経費、調整費、管理費、雑費などという名称で多額の費用が計上されている場合は、どのような費用が含まれているのか説明してもらいましょう。
支払い条件
- 支払い条件には「前払い」「中間払い」「竣工払い(完成後に支払い)」の3つがあります。
見積書の有効期限
- 見積書の有効期限は1カ月が一般的です。
極端に短い有効期限が書かれている場合は、注意しましょう。
見積の項目に間違いはないか
- 諸経費、管理費などの二重計上
- 取りやめたはずの工事費用の計上
- 計算ミス
などがないか、自分自身で検算し、確認しましょう。
見積書に署名・捺印を求められたら必ず目的を確認しましょう。
『見積書』は『契約書』ではないので、一般的に承諾欄や署名欄はありませんが、見積書が『見積書兼注文書』となっている場合もあります。
見積書にサインや捺印をしてしまうと、それをもって契約したことと見なされてしまう危険性があります。
工事を依頼する業者を決めたら
相見積もりを取った、契約しない業者には断りの連絡をしておきましょう。
見積もりは業者を選ぶ際に提出してもらうだけでなく、正式に契約を結ぶ前にも、工事の細部まで詰めた最終見積を出してもいましょう。
ひとりで悩まず、相談してください。
訪問や電話勧誘で契約した場合には、クーリング・オフできる可能性があります。
事業者に生ずべき「平均的な損害の額を超える違約金」を請求する契約書の条項は、無効です。
おかしいと思ったら、できるだけ早く相談してください。
住宅に関する専門相談窓口の『住まいるダイヤル』では、リフォーム見積チェックサービス(無料)も行っています。
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伊勢市消費生活センター(商工労政課内)
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