ESTA等の電子渡航認証の申請代行サイトに関する相談

「ESTA」「eTA」「ETA」などで検索すると、申請代行サイトが検索結果の上位にて表示されることがあります。

公式サイトと間違えて申請代行サイトから申請してしまい、「高額請求された！」という相談が増えています。

申請代行サイトを通じて申請を行うと、正規の申請費用の他に、代行手数料が請求されます。

電子渡航認証（ESTA、eTAなど）とは

日本人が渡航する際、渡航先によっては、電子渡航認証の申請が必要となります。電子渡航認証には、アメリカのESTA（エスタ）以外にも、カナダのeTA（イータ）、オーストラリアのETAS（イータス）などがあります。また、2025年春からはETIAS（エティアス）（注）の導入が予定されているなど、電子渡航認証が必要な渡航先が増えてきています。それぞれの渡航先で必要な申請については、日本にある渡航先の大使館等で確認することができます。

(注）シェンゲン協定国であるヨーロッパの一部の国（ドイツ、イタリア、フランスなど27か国）が対象

消費生活センターからのアドバイス

申込みをする前に、相手方や契約内容、料金を十分に確認してください。

申請手続きを申し込む前に、日本にある渡航先の大使館のホームページ等で公式サイトのURLを確認しましょう。

多くの申請代行サイトは海外の事業者である場合も多く、「申請手続き後のキャンセルには応じない」旨が利用規約に定められています。このため、一度、申請手続きを行うと、解約・返金の交渉は非常に困難です。

電子渡航認証の申請の手続きが完了する前や申請が承認される前であればキャンセル可能としている申請代行サイトもありますが、キャンセルができる場合でもキャンセル料が発生することがあります。

公式サイトと間違って、申請代行サイトから申し込んでしまった場合は、申し込んだ申請代行サイトの利用規約を確認しましょう。

※「ESTA」「eTA」「ETA」の公式サイトは、下記関連リンク内の「国民生活センター越境消費者センター」のサイトに、参考情報として掲載されています。