葬儀・お墓に関するトラブル
墓・葬儀サービスでは、「価格やサービス内容について十分な説明がない」「質素な葬儀を希望したのに高額な料金を請求された」などといった相談が多く寄せられています。
葬儀におけるトラブル
葬儀は突然必要になる上、身近な人との死別の悲しみにより、冷静に対応することが難しい状況にあります。また、葬儀で提供されるサービスは種類も多く、複雑です。
- 基本料金で提供される物品・サービスが各社で異なる。
→追加費用が必要になる。 - 宗教関連費用(戒名やお布施など)が不透明。
(檀家、非檀家で異なるなど) - 火葬までの遺体の安置場所。
ひとことアドバイス
- 業者との打ち合わせは親族などと複数で行いましょう。
- 見積書の請求に応じ、丁寧な説明をしてくれる葬儀会社を選びましょう。
- 葬儀会社に予算や希望ははっきりと伝え、納得できるまで相談や打ち合わせを行いましょう。
(特に、参列者の人数によって増減する項目には注意が必要です。) - もしものときに慌てることのないように、可能であれば、生前に家族と相談し、葬儀について情報収集しておけば、冷静に対応できます。
お墓に関するトラブル
お墓にかかる費用
- 永代使用料
『永代使用』『永代供養』の『永代』とは、『永久』という意味ではありません!『代の続く限り(継承者のいる限り)』という意味です。 - 墓石などの建墓費用
- 年間管理料
- 寺院墓地の場合は護持費など
※『お墓を買う』ということは、『墓所の土地を買う』ということではありません!『墓石を建てるための墓所を使用する権利を買う』ということです。
お墓の問題
- 無縁墓の増加
- 墓じまい(離檀料トラブル)
墓じまいの際に、高額なお布施(檀家をやめるときに寺へのお礼として慣習的に支払う、いわゆる「離檀料」等)を要求されたという相談が寄せられています。離檀料に明確な基準はなく、金額に納得がいかない場合は、基本的には寺などと話し合うことになります。墓じまいは勝手にはできず、寺などが発行する「埋葬証明書」などが必要です。家族や親族などを交えるなどして、よく話し合いましょう。
同じお墓に入れる親戚の範囲は、法律上、特に決まりはありません。「お墓や仏壇は、長男が相続しなければならない」という決まりもありません。しかし、墓地によっては「同じお墓に入れる親戚の範囲は、何親等以内の親族のみ」などと決められている場合もあります。契約する前に、墓地の使用規則をよく確認しましょう。
トラブルになってしまった場合は、早めに消費生活センターに相談してください。
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