クレジットカードの『リボ払い』に注意!
リボ払いの仕組み
代表的なリボ払いの支払方法に、「定額方式」と「残高スライド方式」があります。
定額方式
- 毎月の支払額を一定の金額に固定し、利息とともに返済していきます。
- 利用残高が増えても毎月の支払額は一定なので、まとまったお金がない場合でも、高額商品を購入することができます。
- 毎月の支払金額が少ないと、返済期間が長くなり、支払総額がふくらんでしまいます。
残高スライド方式
- 支払残高が指定された金額を超えると、支払金額が増加します。
〈例〉最初のリボ払いの支払金額が5000円で、支払残高が5万円を超えると支払金額が1万円に変更になる契約になっている場合
支払残高が5万円以下の場合、毎月の支払金額は5000円です。支払い残高が3万円の時に3万円の掃除機を購入すると支払残高が6万円になり、毎月の支払金額は支払残高が5万円以下になるまで1万円になります。 - 支払残高に応じて月々の支払金額が変化するので、定額方式よりも支払総額が増えにくいです。
- 利用明細を確認し、支払残高をチェックしていないと、急に支払金額が大きくなり慌てることになります。
リボ払いの注意ポイント
年利15%(ショッピングの場合)~18%(キャッシングの場合)の金利手数料がかかるので、毎月の支払金額が少ないと返済期間が長くなり、支払総額がふくらんでしまいます。
例えば30万円の商品を購入した場合、リボ払い手数料が15%、毎月の支払金額が5000円で計算すると、返済回数は110回、支払総額は549,127円(概算)になります。
30万×15%÷12が1か月分の利息の目安になりますので、第1回目の支払金額5000円のうち、3750円が利息分になります(実際には30万×15%×日数÷365で計算しているカード会社が多いです)。
それほど高額な買い物をしていなくても、支払いが終わらないうちにリボ払いが積み重なり、支払残高が思わぬ高額になってしまう場合もあります。
リボ払いを通常の支払い方法に変えたい場合
電話やホームページ、アプリなどからクレジットカード会社に申し込むことができます。
通常、申し出日以降の支払い方法が変更になりますが、どうしてもすぐにリボ払いをやめたい場合は、残金を一括で清算する方法もあります。
知らないうちにリボ払いになっていた
「知らないうちにリボ払いになっていて、高い手数料を払っていた。」という相談が時々あります。
原因は、
- 「リボ払い専用クレジットカード」に申し込んでいた。
- 「インターネット通販利用時」や「海外で利用時」は「リボ払い」になる設定になっていた。
- 設定を解除しない限り、自動的にリボ払いになる「自動リボ設定」になっていた。
- リボ払いのキャンペーンに応募してポイントをもらったが、リボ設定の解除を忘れていた。
- 「支払額が5万円を超えたら自動的にリボ払いになる」クレジットカードだった。
ということが、ほとんどです。
クレジットカード申し込み時や、キャンペーン申し込み時によく確認することで、このトラブルは回避できます。
消費生活センターからのアドバイス
カードの申し込み時
- インターネットから申し込み時、「自動リボ」(カード会社により他の名称を使用している場合があります)のチェックは必ず外しましょう。
- 「リボ払いに変更」でポイントをもらえるキャンペーンに応募する場合は、適用条件をよく確認し、ポイント受領後などに「リボ払い設定を忘れずに解除」しましょう。
- クレジットカード会社から届いた書類はよく読みましょう。
クレジットカード契約後
クレジットカードの利用明細は必ず確認しましょう。
リボ払いは、返済期間が長くなると支払総額が増加します。
支払総額を抑えるためには、返済期間を短縮する必要がありますので、「毎月の返済額の増額」や「繰り上げ返済」を検討してください。
支払総額を抑えるためには、返済期間を短縮する必要がありますので、「毎月の返済額の増額」や「繰り上げ返済」を検討してください。
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