6月は食育月間です。
消費者が安心して安全で豊かな食生活を営むことのできる社会の実現のために、生産者・食品関連事業者だけではなく、消費者自らも正しい知識を持ち、適切な判断力を養うことが大切です。
食と消費の観点から、食品の安全やリスク、食中毒にならないための行動など、この機会に『食』について、考えてみましょう。
食べ物にひそむ危険
食べ物にひそむ危険には、
- 食中毒(Oー157、ボツリヌス菌など)
- 自然毒(毒きのこ、ふぐ毒など)
- 環境汚染物質(カドミウム、ダイオキシンなど)
- 残留農薬
- 食品添加物
- 異物混入
- 食物アレルギー
などがあります。
食中毒を防ぐために
食中毒を防ぐためには、食中毒菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」
食中毒は年間を通して発生していますが、気温や湿度が高くなる夏は、細菌による食中毒が多く発生する傾向にあります。
細菌・ウィルスが原因となる食中毒を防ぐために、家庭では「手洗いの徹底」「低温保存」「十分な加熱調理」などを心掛けましょう。
残った食品の『室温保存』はせず、カレーを一晩寝かせる場合は、粗熱をとって小分けにし、冷蔵庫で保存しましょう。
食物アレルギー
食物アレルギーは好き嫌いとは違います。
アレルギーの原因となる食物(原因食物、アレルゲン)を食べたり、触れたり、吸い込んだりすることにより、「アナフィラキシーショック」が 起こることがあります!
※アナフィラキシーショックとは、「意識がなくなる」「血圧が低下する」といった重篤な症状が出ることをいいます。一刻も早く医療機関で治療しないと命に関わる場合があります。
食品添加物「不使用表示」のルール
食品添加物の「不使用」「無添加」などの不使用表示のルールが変更になりました。
※食品添加物は、安全性について評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って国において使用を認めています。
食品ロスの削減
消費期限と賞味期限
お店で買える加工食品には「賞味期限」か「消費期限」のどちらかが必ず表示されています。
賞味期限は、おいしく食べられる期限のことです。賞味期限を過ぎても、すぐに食べられなくなる訳ではありません。賞味期間が3か月を超えるものは、年月表示のものもあります。
消費期限は、安全に食べられる期限のことです。お弁当やサンドイッチなどのいたみやすい食品に記載されています。消費期限を過ぎた食品を食べるのは控えましょう。
栄養成分表示の活用
容器包装に入れられた加工食品や添加物には、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量に換算したもの)等の栄養成分の含有量が表示されています。
栄養成分表示を活用することによって、エネルギーや栄養成分をどのくらい摂取することができるかを知ることができ、摂取不足や摂りすぎ防止に役立てることができます。
健康食品
同じような健康食品でも、国の制度に基づいて安全性や効果が確認されているものとそうでないものがあります。健康食品の摂取後に、体調不良を生じたという相談も寄せられています。
健康食品は薬ではありませんし、食事の代用にもなりません。あくまでも補助的なものとして、上手に利用してください。
病気の症状や体調に不安がある場合、常用している薬がある場合は、健康食品を購入する前に、必ず医師に相談して下さい。
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