カーリースに関する消費者トラブルに注意!
中途解約時や契約満了時に「トラブルになった」という相談が複数寄せられています。

カーリースのメリット
- 毎月ほぼ一定の料金で車を利用できる(税金や車検費用、保険料まで含め、月々の支払いを一定にできる)
- 車の好みやライフスタイルなどに合わせて利用することができる
カーリースのデメリット
- 利用方法に制限がある(走行距離制限月1000㎞、年間10000㎞など)
- 返却時の原状回復(キズの修復やカスタマイズなど。返却不要のリース契約も有)
- 中途解約に制限がある(契約期間中は解約できない、解約する場合は残債の一括返済が必要など)
車の購入とは異なる点も多いため、まずはカーリースの仕組みを理解して、自身の車の利用方法に合っているかをよく検討しましょう。
相談事例
- ローンと同じと言われ契約したが、走行距離制限や中途解約料があるカーリース契約だった。
- 契約期間内にカーリースの解約を申し出たら突然解約料を請求された。
- カーリース契約満了後、残価を支払わないと車を受け取れないと言われた。
- 9年後、車が自分のものになると勧誘されカーリース契約をしたが実際は違った。
(9年後に他の車に乗り換え可能、乗り換えしない場合はリース契約を延長するという契約だった)
カーリースの仕組み
カーリース契約は、リース会社が消費者に期間を設けて車を貸し出す形で提供します。
車の購入の場合 ⇒ 販売店と消費者との売買契約
カーリース契約 ⇒ リース会社と消費者の賃貸借契約
(リース会社が販売店から消費者の希望した新車を購入し、消費者に貸し出す契約)
カーリース契約の特徴
- 車の所有者はリース会社
- 原則として中途解約ができない
- 解約できる場合でも解約料等が生じる
- 多くの場合走行距離等、利用に関する制約がある
リース料の算出方法(基本形)
- 車の価格から契約期間終了時に想定される車の残存価値(残価)を差し引く。
- カーナビなどのオプション費用、契約期間中の車の維持に関する諸費用(登録費用、税金、保険料、車検整備費用など)、リース手数料等を加算して総額を出す。
- 総額を契約期間内で分割して月々の支払額を決定する。
消費生活センターからのアドバイス
契約書の内容をしっかり確認し、不明な点があれば必ず契約前に事業者に確認しましょう!
契約の前に、まずは購入契約なのか、カーリース契約なのかを確認してください。
(残価設定型クレジット(残クレ)と間違えやすいので、注意してください。)
自身の希望する内容の契約ではない場合は、はっきりと断りましょう。
カーリース契約をする際は、
- 契約期間
- 残価設定の有無
- 支払総額と支払時期
- 走行距離制限等の利用制限の有無
- 中途解約の可否と中途解約が可能な場合の中途解約料の計算方法やその金額
- 契約満了時の車の返却や残価の精算方法
などの点を中心に事業者から説明を受け、契約書をしっかり読んで、分からないことがあったら事業者に確認しましょう。
もし、その場での契約をせかされた場合でも、十分に契約内容を確認・理解できていなければ、その場で契約せず、十分に検討したうえで契約するようにしましょう。
ひとりで悩ます、相談してください。
トラブルになった場合は、できるだけ早く相談してください。
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